小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「ジビエ」に思う:

ジビエ」に思う:

何でも、猟友会の会員が、全国的に見ても、高齢化してきて、野山を猟銃を持って、走ることができず、結果として、害鳥獣を駆除することが、遅れてしまい、被害が拡大する結果になりつつあると、それにしても、保護政策も行き着くところまで行くと、棲み分けや共存どころの話ではなくなってしまうのが、現状なのであろうか?学生の頃、京都の哲学の小径近くに下宿する友人の家に、転がり込んで、鞍馬山にある「牡丹鍋」を宿泊代の代わりに、わざわざ、一緒に、食べに出掛けたことがあった。何とも、猪のピンク色した鍋の味が、忘れられない。最近では、フランス料理から来た「ジビエ」が、都会でも、或いは、一寸した地方都市でも、人気があるようである。所謂、ゲテモノとは一味違った、マタギの生き方・生命倫理観とまでは、行かないまでも、野生の命に感謝するくらいの精神で、鳥獣の肉を食するのは、とりわけ、食害を与えるような鳥獣で、駆除対象になっている野生の鹿とか、猪くらいは、生態系のバランスの観点からしても、駆除したものを戴くのは、悪いことでもなさそうであろう。保健衛生上の解体施設や免許、それに、流通の課題、レストランでの販売とか、ネット通販とか、様々な可能性があるように思えてならない。米国やNZで、よく、鹿肉のステーキは、脂肪分が少なくて、よく、お客さんと一緒に、食べたものであるが、驚いたことに、NZの南島の一番南端に出掛けて、自宅で、ご馳走になった鴨料理は、裏庭で、ドーンと猟銃を放って、主人自らが、捌いてくれたロースト・ダックだったことを想い出す。そして、トラウトのムニエルは、裏庭にある近くの河から水を引いてきた池から、釣ってきた魚であった。ハーブ・ティーは、庭先のハーブ、パンにつけるプリザーブは、すべて、庭から収穫したベリー類から、手作りしたものだった。まぁ、そこまでは、無理としても、猪や鹿肉くらいは、地方の高速道路のSAとか、産直の売店で、ジャーキーやら、ステーキ肉くらいは、格安で、販売されても然るべきではなかろうか?行政も、街おこしや、商店街の活性化に、協力してもいいのではないかと思うが、女性のハンターも、増やす運動もあるらしいし、本来のコンセプトとともに、バランスのとれた「ビジエ」文化の浸透・発展がなされることを期待する。

 

信州ビジエHP

 

http://www.pref.nagano.lg.jp/rinmu/shinrin/04chojyu/14_riyo/gibi.htm