小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

<使わないと損をしますよ!>という考え方:

 

<使わないと損をしますよ!>という考え方:

 

コロナ禍の中で、最近、気になる傾向として、Gotoキャンペーンなどでみられるところの<ある種のインセンティブ>を、<使わないと損をしますよ>式の、<余計なお世話だよ>ともおもえるような一種の心理的な圧力が、少々、気になりますね。 観光業や飲食業への支援促進という目的は分からなくもないが、だからといって、コロナの感染リスクの拡大にも、繋がりかねない、人の弱みにつけ込んだような、<使わないあなたは、損をしていますよ!>式的な甘い誘い声は、どうしたものであろうか?マイナポイントの+5千円相当のインセンティブや、更なる+7千円相当のキャッシュレス・ポイントの付与とか、別に、使わなければ使わないで、損をするわけではないのに、要するに、<利用すれば確実に+αのメリットがあります>ということであれば、やはり、心貧しい卑しい自分などは、<活用しない手はないか!>とばかりに、すぐさま、ITデジタル化の波に乗って、登録参加してみるかと、お誘いに、乗ってしまいますが、、、、、。その心は、果たして、正しいものなのでしょうか?

何でもかんでも、そんなに、実利主義で、毎日を、セコく、生きてゆかなければ、或いは、情報をネットで収集して、時流に乗って、<使わないと損をするするのではないか?>というある種の強迫観念に陥りつつ、生活しなければ生きてはゆけないのでしょうか?何でもかんでも、損得計算を日常生活の一瞬一瞬にそれ程、影響しているのでしょうか?自分は、若いときから、否応なしに、デジタル化の波に乗ることで、生業としての仕事もそうせざるを得なかった訳ですが、税制改正で、青色申告の特別控除額や基礎控除額の見直しが、電子申請や電子データ書類の保存と関連つけられて、明らかに、損得勘定の延長線上で、選択を迫られてくると、成る程、話は別ですが、<つかわないと損をしますよ!>という悪魔のようなささやきは、本当にそうなのでしょうか?それは、確かに、使う側も得をし、更には、そのサービスを受ける側も、又、恩恵を被る、そういう相互に、Win-Winの関係でもあるのでしょうか?使って初めて、徳を得るわけであって、使わなければ、使わないで、<損をする訳では決してないのに>、<使わないと損をする錯覚>に陥るのではなかろうか?微妙な強迫観念と、心卑しい根性のわたしのような人間は、そんなトラップに、引っかかってしまうことになるのではないでしょうか?何とも複雑な気分に陥ります。心の持ちようは、どのように保てば宜しいのでありましょうか?昔、<清貧の心を以て暮らす>という時代がありましたが、どこへ行ってしまったのでしょうか?