小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

中国一等書記官問題に思う

中国一等書記官問題に思う
米ソ冷戦時代に、それこそ、何十年に亘って、スパイ活動をしていた両国の大物スパイ網が、双方ともに、互いの面子を潰すことなく、シャンシャンと裏で、政治的に、手打ちして、命を奪われることなく、相互強制送還されたというニュースを、随分昔になるが、想い出す。それに較べると、何とも、日本という国は、戦前も戦後も、所謂、インテリジェンス・諜報活動に対して、寛容であるという認識を、受けがちであるが、本当にそうなのであろうか?本当に、スパイだったか、どうかは、別にして、ある政治的な意図から、意図的に見逃したという見方をすれば、それは、それで、両国とも、面子を保てたのではないだろうか?戦前の特高警察の系譜を継ぐ公安警察や、外事警察が、そんなに、詳しく、初めから、出身部隊の配属先も身分も分かっていながら、ただ単に、泳がせていたとも、思えないが、、、、。考えてみれば、いつも、情報は、ある種の目的を持って流布され、知らぬ間に、その落としどころへと、自らをトラップさせられてしまうものである。むろん、余りに、弛みきった脇の甘さが、目立ち始めている今日であるから、どこかの隣国ばりに、愛国主義を鼓舞すべく、スパイというおぞましい三文字が、景気よく、紙面に、踊るわけでは、まさか、ないだろうが、、、、。外交官の身分を隠して、私的蓄財のために、外国人登録法に違反したのだということになれば、何とも、お粗末限りないスパイでもある。内閣府の機密費の公開の議論は、当然、どこかへ、消えてしまうであろう、、、、、。問題は、我々、一人一人の「情報に接する立ち位置」であろうか?子供の頃、1961年に、イギリス・プロヒューモ事件というのがあったことを想い起こす。ハニー・トラップも、今や、効果が、なくなりつつあると、やはり、自国文化の支持者を増やさなければ、駄目なのだろう、、、、、と、韓流芸能スターも、実は、旧KCIA傘下の大物スパイであるかも知れない、クール・ジャパンも、オタク文化輸出も、などもと、穿った見方までしてしまう。むろん、戦後のコカ・コーラも、例外ではなかったか?大連の北朝鮮系レストランで、舞踊を愉しむのも、バンコクのオカマ・ショーも、ゆめゆめ、油断してはならない!そういえば、北野武監督の映画、アウトレイジには、中南米の領事館員が、賭博場を開くという筋書きが、あったが、、、、、。AKB48も、実は、、、、、妄想は、果てしなく拡がる。日露戦争時の明石元二郎大佐に、今回の件を、どう思うか、尋ねてみたいが、、、、、。一笑に付されてしまうか???!