小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

HALスーツの世界安全認証を取得のニュースに注目する:

HALスーツの世界安全認証を取得のニュースに注目する:

HAL(Hybrid Assistive Limb) 所謂、パワード・スーツと呼ばれる筑波大学を拠点として、開発された生体電子信号を読み取りながら動作する装着型ロボットで、本来は、身体障害者や高齢者の運動能力の補助を目指しているらしいが、広く、将来は、労働用のロボットにも、応用が利くようになるとも謂われている。もっとも、ガンダムではないが、軍事用に、まるで、漫画の世界のように、兵士の能力を拡張することも、既に、実用研究されているとも謂われている。そんな中、世界に先駆けて、世界的安全認証を取得したことは、画期的なことではないだろうか?IPS細胞もさることながら、日本のロボット開発が、将来の介護補助や、身体障害者の機能補助におおいに役立ち、更には、3Kと言われた辛い肉体労働の補助にも、このHALスーツを装着すれば、5倍程の重いものも、難なく、担げたり、運んだり出来るようになれば、それは、生産性向上だけでなく、安い賃金に、頼らざるを得なかった農業の収穫作業や土木作業などへの汎用性が、おおきく、道が拓けるのではないだろうか?実際、農業の高齢化に伴い、重い・大きい・かさばることは、嫌われ、軽い・小さい・コンパクトへと、農作物自体が、変化しつつある。又、こうした技術開発が、新たな産業のニーズを掘り起こし、介護や福祉分野での肉体的な負担の軽減に、具体的に、繋がって行けば、それはそれで、一つの成長産業としても、注目されて然るべきものではないだろうか?或いは、これを、民生用市場の中で、輸出したり、ITソフトウェアーも含めて、日本が得意とするところのきめ細かなサービス用途の開拓が出来れば、輸出も多いに、競争力が出てくるのではないかとも思われるが、、、、、、。リースやら、それこそ、地方政府や国の補助金でも、具体的に、使って貰い、改良に改良を重ねてゆけば、面白い。もっとも、近い将来、官民一体となって、普及を促す体制を、今から、整えて行かなければ、又ぞろ、IC産業や携帯電話、太陽電池の二の舞を演じることになろうが、それも心配である。日本の得意分野である小型モーター、電池、半導体、ソフトウェアー、或いは、小型化、きめ細かいニーズの掘り起こし等、今後に成長が期待でき、且つ、注目に価する明るいニュースではないだろうか?

 

関連HP:

 

http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100179.html