小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

長野県、平均寿命男女日本一の背景と高齢者就業者率全国一位:

 

長野県、平均寿命男女日本一の背景と高齢者就業者率全国一位:

 

「食改さん」と言うから、早合点ではないが、又、「食の改竄」かと、身構えてしまった。しかしながら、そうではないようである。むしろ、実は、喜ばしい結構なお話であった。どうやら、「食改さん」とは、厚労省の指定する健康講座を受講した「食生活改善推進員」のことで、その名の通り、食生活の改善指導など健康増進のための活動をする人のことらしい。しかも、長野県内の「食改さん」による平成22年の年間活動総人数(普及した人数)は1192338人と全国の中でも断トツ一位。野菜中心の食事の訴求や塩を控えめにしたおいしい「調理法の指導」など、「生活習慣病予防」のための活動を積極的に行ってきているようである。いやはや、失礼を致しました。そう言えば、東御市の温泉施設の食堂では、メニューにもカロリー表示や、素材の情報が、添えられているし、市による積極的な公的な高齢者体操プログラムが、温泉施設の中に、併設されていて、専門のインストラクターが、毎週指導してくれる体制が執行されている。また、長野県は65歳以上の高齢就業者率が全国1位(総務省「社会・人口統計体系」平成17年)と高く、生涯現役を標榜する高齢者も多いそうである。そして、「元気の秘訣は仕事!」と考える人が多数を占めるそうでもある。更には、「ホームヘルパー」という「在宅介護」に関する言葉も長野県で生まれたほど、家庭での介護も活発な様子。確かに、託児所兼宅老所の表示の付いた車が、朝晩の送り迎えをしているのを、犬の散歩時に、見かけもする。お年寄りも安心して仕事に励めるほど、地域密着型の医療や福祉が充実しているようである。「食生活の改善」によって、「元気に働けるお年寄りが増え」、なおかつ、「地域医療が発達」しているとは、長野が長寿の理由も納得ですネ!この延長線上で、「子育て支援」も、同時に、充実させて行けば、きっと、老・壮・靑・少・幼、各世代揃って、うまくバランス良く、廻ってゆくかも知れません。外国の友人達も、小諸の里山へ、連れて行くと、そこにある、「水と空気のおいしさ」、「夜の静寂さと暗闇の自然な明るさ」、「緑豊かな御牧ヶ原台地と里山の自然な風景」、そして、何よりも、美味しい「野菜・果物・米・蕎麦・ワイン・地酒・地ビール」、数え上げると切りが無いが、、、、沖縄も悪くないが、こうして、考えてみれば、行政も、地道に、官民一体となって、体制を整備して行けば、自ずと、地域も活性化されてくるのではないだろうか?土地にも余裕があるし、ITWiFiインフラも、温泉質などにも、もっと充実整備して、医・食(職も)・住の3拍子が揃えば、若い人が、今からすぐに住んで貰っても、おおいに、都会での人生とは、又、一味違った生き方が出来るのではないだろうか?古民家や空き家を活用した滞在型農園とか、耕作放棄地を、開拓して貰ったり、専門家の指導を受けながら、協働作業でも良いから、週末だけでも、まずは、体験できる体制を整えれば、温泉券付直行バス運行とか、鉄道周遊割引とかで、iターンでも、IT技術者や芸術家・音楽家の長野県への移住を促進するには、こうした地道なインフラの構築や人々の知恵を生かさなければならないかも知れない。その意味で、この背景を良く考察することは、重要ではなかろうか?

 

参考HP:

 

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120620-00024775-r25