小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

歩行介助ロボット・スーツ、「クララ」に期待する:

 

歩行介助ロボット・スーツ、「クララ」に期待する:

 

今年、228日付けで、HAL(Hybrid Assistive Limb)スーツの世界安全認証の取得に関して、コメントしたが、今度は、信州大学と長野県のメーカー2社による共同開発で、脚が不自由な高齢者や障害者向けに、下半身に装着して、歩行を介助するロボット・スーツが開発されたらしい。それは、膝の関節部分などに取り付けた装置を使って脚を動かすリズムを読み取り、ロボットの動きに反映させるらしいと。こちらは、5年後を目途にして、実用を目指すと謂われている。この原理は、モーターの回転数を落とし、回転力を高める役割があるハーモニック型の減速機を内蔵した装着装置を取り付けて脚を動かすらしく、装着者が動かす脚の力との抵抗を減速機内にあるセンサーが自動的に計測し、装着者が歩行するのに必要なリズムや力を加減して歩行を助ける仕組みであるそうである。これまでのロボット・スーツは、「強制的に動かすタイプ」が多く、装着者が、思い通りに歩行したいとする「自分の意思を、スムースに反映できなかった」ようである。クララは、これを改善して、「歩行者の動き自体を読み取り、自然な動きに導くことが可能」になったそうである。下半身だけでなく、上半身のスーツも完成予定で、実用化が待たれている。介護・福祉の分野でも、「安全基準」の問題が、クリアにならず、結局、実務レベルでの実用・応用が、頓挫してしまっているのが、実情のようである。ベッドから、移動させるのも、何でも、お姫様抱っこの要領で、ハンモックのように、持ち上げて移動させるロボットも、既に、開発されているにもかかわらず、安全基準の規格が、ネックになって、実用に供されていないらしい。日本という国は、又、何とも可笑しな国である。こんな状況が続くと、又、何処かの国に、実用面で先を越されてしまい、折角開発した高度な技術も、安い工賃で作られたロボットに、実用面で、後塵を拝することになりかねないが、、、、、、産・学・国が、三位一体で、何とか、一日も早く、実用・運用されることを期待したいものである。成長戦略の一部ではないだろうか?