小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

第三回さくらさくライブ:

 

第三回さくらさくライブ:

 

とにかく、野外ライブは、天候に恵まれるのが、何よりである。多少、風が強くて、しかも、懐古園の桜が既に葉桜だったのが残念と言えば残念であるが、それを差し引いても、回を重ねるに従って、パワー・アップし、観客層の拡がりも着実に浸透しているのではないだろうか?とりわけても、今回は、各ミュージシャンという分野だけではなくて、アーティストの境を超えたコラボレーションが、実に宜しかったのではなかろうか?小諸高校の吹奏楽部の演奏とか、これからの若い人達が、積極的に、こういう催しに関わり、参加すること自体が、自然と、拡がりにも、厚みを増してゆくのではないだろうか?書道家による即興でのインスピレーションに基づいた言葉とそれを墨で音楽を聴きながら描くというパフォーマンス、しかも、じょんがら三味線や無国籍ミュージックなどとのコラボレーション、或いは、佐久ケーブルテレビでも取り上げられている時代劇の主役を演じた女優による創作舞踊というか、巫女風の踊りとでも言おうか、坂口ユキコ氏の音楽と合わせた舞踊、そして、その最たるモノであるサブニュマによる西アフリカン音楽ダンス、しかも、総勢、子供も含めた20数名によるまさに身体を張ったエネルギッシュなダンスの壮観さと言ったら、聴衆の中のご老人・ご婦人達は、唯々、「よく、まぁ、こんなに、長いこと、息も切らさずに、おどれるものねぇ!」と感嘆の声を拍手と共に挙げていた。見るたびに、そのエネルギーと底抜けの明るさは、どこに由来するのであろうかと感心する次第である。一寸気になるミュージシャンとして、尺八の杉沼左千雄氏と、或いは、オギタカ&星山剛&ショウとともに、セッションを組んだ和太鼓奏者である。一寸、座頭市風に、目を細めて、只、耳に全神経を集中させて、ドラムのスティックの代わりに、太いバチと大きな重低音の和太鼓を、全身全霊で、まるで、自らが、音楽に合わせて、舞い踊るかのように、演奏していたのには、驚かされた。しかも、それが、ジャズっぽくアレンジされた音楽であるとは、二重の驚きである。尺八は、音が、風に大層影響されるとかで、杉沼氏は、ご苦労されたようであるが、それを差し引いても、余りある素晴らしいコラボアレーションであったと思います。老犬の介護もあり、全部を通して、最後まで見れなかったのは、残念であったが、吹奏楽、シャンべ、和太鼓、三味線、舞踏、パーカッション、クラシック、等…復興支援ライブとはいうものの、内容の濃さは、幅を又、一段、拡げたのではなかろうかと思われる。殊に、ジャンルを超えたコラボレーションは、素人の目にも、極めて、新鮮に見てとれました。スタッフや主催者の皆様のご苦労に、改めて、御礼を申し上げたいし、参加した全てのミュージシャン、パフォーマーの今後の活躍が、一寸、気になって、応援したくなりました。パンフレットの出演者達の似顔絵もなかなか、うまいモノですね!

 

来年の企画・構成が愉しみになりました。