小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

労働力流動性の促進という裏に思う:

労働力流動性の促進という裏に思う:

 

成長戦略を実現させるためのひとつの手法として、政府は、どうやら、労働者の雇用に関して、もっと、流動的に、首を切れる(?)ように、且つ、自由な労働力の移動を促進するための研究に入ったらしい。どうも、今や、労働組合も、これに対して、大きな声で、いきなり、反対だという声も、聞こえてこないように思える。「首切りや後ろ向きの合理化」という形ではなくて、何故、もっと、労働者の「自主的な転職」なり、成長分野への「積極的な転職や再就職」などを、職業訓練なども含めて、これまで、やってこなかったのであろうか?いつも、正規社員・非正規雇用とかという形でしか、謂わば、労働力の流動性というよりも、2段階、3段階という分割でしか、対応してこなかったのではないだろうか?ハロー・ワークという組織は、真剣に、そんな前向きの方向性を実現することが、出来ないようなのであろうか?いつも、「守るだけ」の何の具体的な提案も出来ないような内容では、「真の積極的な労働の流動性」は、図れないのではないだろうか?セイフティ・ネットとは、そういうことも含めて、行われるべきではないのではなかろうかと思われるが、、、、、。起業にしても、創業にしても、新しい分野で、どれ程の数の人間が、今や、自己実現できるのであろうか?そして、それを生業として、果たして、一生、生活してゆけるのであろうか?「真のセイフティー・ネット」とは、そういうものも含めて、社会的なバック・アップが、さりげなく、手助けしてあげられる体制が、必要ではないだろうか?自己実現とか、何とか言っている隙に、結局、労働力の流動化と称した労使一体になった結局、首切り紛いの改革と称する合理化とソフトな首切りの嵐が、吹き荒れないことを祈って止まないが、、、、、、。もう、今日、大きな声を張り上げて、拳を突き上げるような人間も居なくなってしまったし、社内組合的な労働組合にも、大きな期待は持てないであろう。労働の流動化促進に対して、どのような対応策が、出てくるのであろうか?