小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

バレンタイン・チョコに考える:

 

バレンタイン・チョコに考える:

 

何でもかんでも、商業主義に踊らされて(?)国中が、否、全世界もが?今や、デパートでも、スーパーでも、どこでも、バレンタイン・デイ用のチョコレート商戦が真っ盛りである。一頃は、おじさんや上司向けの義理チョコが、持てはやされたが、最近では、自分用に、彼氏用とは、別に、より高額な高級チョコレートを、贈るのが主流となりつつあり、更には、その変型として、女性同士で、お互いに贈り合ったり、極めつきは、男性でも、自分用にと、自ら購入する傾向があると、何かの記事で、読んだことがある。もう、こうなると、業界の本来の意図を遙かに超えて、一人歩きしだして、一大市場化してしまっている観が無きにしも非ずである。こうなると、近い将来は、孫から、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんへとか、夫婦同士でとか、節分の豆まきも、トリフ・チョコを包んで投げるとかも出てきそうである。アイディア・コンテストでも開催してみたら、面白うかろうにとも、思えてしまう程の拡がりと深さである。自分で、自分の財布から、お金を支払って買い、愉しむのだから、文句を言う筋合いはないであろう。もっとも、それが、一粒、1500円以上するらしいと云うことになると、オジサンとしては、もう、理解の度を遙かに超えてしまいそうである。口に入れる前に、まずは、パッケージのデザイン・包装美を愉しむのであろうか?それとも、創作したショコラテの名前や意図が、頭に、浮かぶのであろうか?将亦、カカオの含有率が、ポリフェノールの含有率が、気になるのであろうか?それにしても、恐らく、口溶けは、きっと、良いのであろうから、あっという間に、舌の上で、トロッと溶けて、口の中に、鼻孔を通して、各種の香りが行き渡り、喉へと、スムースに、一粒1500円以上する液状化したチョコレートが、見事に、流れていくのであろう。糖尿病予備軍の退役兵としては、いつ何時、又、予備役に、召集されるかどうか、分からぬ身であるし、更には、血糖値の数値次第では、最悪、正規軍へと格上げされてしまう可能性も、否定しきれない。そういう危うい身の上の人間にとっては、余計なお世話、迷惑な話である。(もっとも、値段と数値には、相関関係がなさそうであるのも、事実であるが)美しい各国のショコラテが、競うように創り出す芸術的な作品を、写真広告や、デパ地下のショーケースで眺めるにつけ、ひとり、寂しく、こんな妄想に耽ってしまう。バレンタイン・デーは、私にとっては、そういう日なのであろうか、それとも、厳しい修行の修練の場であるのか?(まるで、我が老犬が、その昔、待て!を教えるときに、ダラーリと、涎が、長く、糸を引くように垂れるのを想い出す)広告の中のチョコレートは、我が老犬同様に、垂涎の的以外の何ものでもない。残念無念!一粒を作る時給は、一体、いくらで、原料費は、一粒、幾らくらいするのであろうか?そんなことは、どうでも宜しいではないかという業界の声が聞こえてきそうである。それよりも、お金を使って貰って、流動性を高めて貰うことの方が、より喫緊の課題であろうか。みなさんは、どちらに与する方でしょうか?