小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

鯖が鮪を産む!?:

鯖が鮪を産む!?:

 

生殖細胞移植とやらで、既に、ニジマスから、ヤマメが生まれているので、理論上では、不可能ではないらしいと報じられている。残る課題は、具体的な技術上の問題を克服して行くだけであるそうである。何とも、クロマグロの絶滅危惧種扱いやら、日本鰻の乱獲による(?)相場の高騰とか、何かにつけ、日本の食文化の話題は、事欠かない。昨今は、「生命倫理学」の観点から、卵子の提供による所謂、「代理親」の問題は、どうやら、魚の世界では、遺伝子操作や、クローン技術ではなくて、生殖細胞の移植や不妊手術技術だったり、精巣の冷凍凍結技術だったりと、既に、ドンドンと、技術革新が進歩しているようである。もう、やがては、オスは、不要で、メスだけで、子供が出来る時代が、すぐそこまで来ているとも、何かの本で、読んだことがある。何とも、ウカウカしてはいられない時代になったものである。人間様の世界であれば、おおいに、「生命倫理学上」の観点から、論じられるのであろうが、こと、「魚の世界」では、そんなことは、食糧問題、絶滅危惧種の保護、漁獲資源保護・枯渇の観点からは、品種改良ではないが、生殖細胞の技術発展であれば、推進されて然るべきであると云う議論になってしまうのだろう。何とも、これからの世界は、原産国表示だけではなくて、魚すらも、氏素性ではないが、父方は、誰それの魚、母方は、誰それの魚、更には、バーコードを携帯端末で読み取ると、それに関連する様々な情報にアクセスでき、食べる前から、一騒動は、必至であろうか?もっとも、北京の高級フカヒレ・レストラン等では、公然と、ゼラチンの偽物・混合フカヒレが、高値で出回っていて、それを識別することは、容易ではないとも謂われているではないか。固有の「食の文化」を守ることは、何とも、難しい問題になりつつあるように思われる。実に、考えさせられてしまう。そう言えば、国産の鯨の肉の天ぷらを提供していたお店が、閉店してからというもの、鯨の肉も、食べなくなってしまった。そんなことを考えながら、馬刺しや鯨肉を食べても、美味しくはないヨ!と、、、、。成る程、ご尤も、犬肉のスープを、皮肉っぽく、論評は、出来ませんね、ノー・コメントとしましょうか?鯨の大和煮の缶詰、竜田揚げも、とんと、食べていませんね。生殖細胞の技術で、何とか、復活は、出来ないものでしょうか?シー・シェパードに、怒られそうですが、、、、、。