小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

田嶋 健、「井月をめぐる旅」のイラスト展を覗く

田嶋 健、「井月をめぐる旅」のイラスト展を覗く
茶房、「読書の森」の案内(〜5月27日)があったので、改めて、信濃毎日新聞に、不定期で連載されていた相子智恵氏による「井月をめぐる旅」(幕末から、明治初頭に掛けて、信州の北に一茶あり、南に、井月あり、と謳われた、いのうえ せいげつ、伊那谷を30年間に亘って、放浪して、一宿一飯のお礼に、俳句を置いて行く、ほかいびと、(寿・祝人)の系譜であり、近年、その業績が、再考評価されてきて、岩波文庫から、その句集の出版がされることが決定している)のエッセーをおもいだした。確かに、そのエッセイに、奇妙な挿絵が、描かれていたので、記憶の片隅には、残っていたが、作者が、どんな人物なのかは、余り気には止めていなかった。そのイラストレーターの作品展を、一寸、覗いてみた。何とも、なかなか、難しい表現力である。江戸情緒というか、そんな風に感じられるものに、現代風なイラストのセンスが、融合したような何とも著しようが無い風情が漂うようである。つげ義春氏が、その漫画の題材にしていたとは、知らなかった。映画、ほかいびとも、残園ながら、鑑賞機会を見逃してしまった。今度は、じっくり、句集を読んでから、再度、相子氏のエッセイと田嶋氏のイラストを、改めて、読み直してみようかと思う次第である。
イラストは、こんな感じです:

http://www.tis-home.com/ken-tajima/works/10