小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「自爆営業」に思う

「自爆営業」に思う
各種セールスや営業活動において、課せられた一定のノルマ(販売目標)の達成見込みが立たない営業担当者が、販売している商品を自ら購入し、ノルマ未達成部分の穴埋めを行う行為を指して、「自爆営業」と称されているらしい。とりわけ、郵政関連(年賀状など)、家電・流通・食品関連業界で、最近、顕著であると、、、、、。昔から、独占禁止法に取りざたされている「不当な優越的な地位による濫用行為」は、これまでも、百貨店業界や家電量販店、紳士服衣料量販店で、派遣社員の無報酬労働の提供などの問題指摘が、何度となくなされ、その都度、法的な是正措置がなされてきたが、未だに、形を変えて、今日でも、生き残っているとは、とりわけ、納入業者や、立場の弱い労働者や、下請け・派遣社員、非正規被雇用者の立場の人間にとっては、たまったモノではない。タコが、自分の脚を食べるようなものである。そう言われてみれば。昔、クリスマスの時期には、或いは、お歳暮・お中元の時には、ケーキやら、歳暮用の食品、おせち料理の押し売りを、販売促進用とか、自主的な販売協力と称して、よく、買ったものである。買わされたのか、自主的に、買ったのか、それとも、暗黙の了解の下、買わざるを得なかったのか、何とも、日本的な「あうんの呼吸」であったことを想い出される。もっとも、子供達が、小さかったので、クリスマス・ケーキなどは、とても、喜ばれたが、、、、、これが、自動車や、大型家電では、たまったモノではない。年間数十万円の負担では、年収の何%になるのであろうか?低成長の中、ますます、こういう不当な濫用行為が、はびこるようでは、公正取引委員会にも、しっかり、実態を調査、把握して、是正措置を講じてもらいたいものである。もっとも、本来、労働者の権利を擁護する労働組合も、今や、企業内組合化して、随分と、力が、衰えたものである。