小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

一寸気になるCMに思う:

一寸気になるCMに思う:

最近のCMの中で、俳優の佐藤浩市が、父親役として、その娘に、トヨタ・マークX車を運転しながら、「もっといい男を見つけろよ」と云うと、泣いている娘が、「パパみたいな男だって云うんでしょ!」、「悪いか?」と父が応えるCMが、何故か、一寸気になるのである。子供が、まだ小さな頃、我が家の躾の方針は、父親として、「反面教師」役になるというものであった。そもそも、学校などと云うところは、逆説的に云えば、成績さえ宜しければ、むろん、文武両道に長けて、品行方正は、むろんのことであろうが、ある種、「平等」が、保証されていること、もっとも、最近では、随分と、このような考え方も、あながち、当たっているとも思えない現象が、頻繁に、起きているが、、、、、。一歩、家を出て、或いは、学校という枠を卒業すれば、そこには、厳然として、社会には、コネやら、病気やら、馬鹿息子でも、大金持ちの跡継ぎの御曹司だったり、或いは、不条理な、不当な「差別」と「不平等」が存在していることを、子供達に、まず知らしめなければならないと考えたからである。「不当な差別」と表現したが、不当かどうかは、結局、それを行なう側か、行なわれる側かによって、決まるものであるかもしれない。むろん、差別をしろとか、する立場に立ていう教育ではなくて、そういう差別と闘うにしても、厳然として、そうした「事実」、「現実」に目を背けてはいけないという意味である。社会に出る前に、充分な精神的、肉体的な「虐め」や不当な(?)「不平等」への「免疫抵抗力」を、家庭内で、ワクチン注射のように、やや薄めて、打っておかないといけないのではないかと、疑似体験でもしておかなければならないと、、、。それ故、男と女の違いとか、腕力の違い、肉体的な痛みの体験、(別に体罰を意味するのではない、得意のプロレスの技ですが、)わざと汚い言葉の暴力、差別用語ですら、聞かされないと分からないものである、そうしたあらゆるとは謂わないが、なるべく色々な分野で、酒に酔って帰宅すれば、酔っ払いが、どんな状態になるのか、等も含めて、小さい頃から、免疫不全に陥らないように、免疫抵抗力を高めるべく、「反面教師役の父親」を演じたものである。もっとも、何やら、それは違うだろう、素で、地のママに振る舞っただけであると云う何処か、外野席からの声が、聞こえてこない気もしないではない。だから、このCMを見た時には、本来は、「パパみたいな男は、絶対、駄目だぞ!」とたしなめなければいけません。