小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

なかなか、地方都市の具体的な顔が見えてこない:

なかなか、地方都市の具体的な顔が見えてこない:

地域のブランド調査の知名度という基準が果たしてどんなものなのかは、定かではないが、どうやら、軽井沢は全国14位に対して、小諸市は、187位だそうである。小布施や上田・佐久・東御市は、何位なのであろうか?これを年間10位づつ、毎年順位を上げてゆきたいそうである。市の制定する基本計画施策の成果指標の見直しを各部の部長クラスと討議する審議会である。それにしても、標語の言葉というものは、概念を理解しそうでいて、なかなか、厄介な代物である。例えば、コンパクト・シティーとか、或いは、市の認知度を上げるために、シティー・プロモーションを推進するとか、税収を増やすためにも、企業誘致や起業支援や、人口減少対策として、移住・交流人口の増加やiターンの促進とか、個別課題を具体的なアクション・プログラムに落とし込んでその各々の成果と実績を評価してゆこうという、それ自体は、決して、間違っていることとは思えないが、何とも、具体的なやり取りの中での成果の評価は、厳しいものがある、即ち、起業誘致にしても、今日、高速道路の近くに、工業団地を造成して、起業誘致を目論もうというようなそんなビジネスモデルは、とうの昔に、海外生産移転や何やらで、決して、うまく軌道に乗っているとも思えないし、起業支援などと謳ったところで、一体全体、どんな産業の創生や新しいビジネス・モデルを創り出す人々の起業を支援していったら良いかという方向性が、模索中で、確立されていない。今更、山形県鶴岡市のように、大学の研究室と提携して、最先端医療研究都市を目指せる訳もなく、ワイン特区の件にしても、隣の東御市や他の長野県の都市に、先を越されてしまう勢いであろうか、どうやら、情報発信が大変下手くそであると云われているが、今日、情報の自己発信も大切であるが、今や、「他人の褌」で、どんどん、SNS等で、瞬時に、その場から、情報を宣伝発信して貰うような世の中である。イン・バウンドの増加策にしても、グリーン・ツーリズムにしても、何処かの町や市でも似たようなコンセプトで、今や、競争激化であるのが、残念乍ら、現実である。肝心の人材育成や教育環境の改善施策についても、なかなか、役所という組織は、「実行に至るスピードに対する時間の概念」が、ひどく、希薄であると云っても過言ではない。何でもすみれ号の運行実績についても、年々、減少の一途を辿り、地域交通の確保の掛け声とは、全く、別のところにあると云っても宜しいかも知れない。不登校対策や貧困家庭の子弟に対する寺子屋式のボランティアによる課外授業の提供とか、頭と知恵を絞り出せば、何とか出来そうな問題解決が、そこここに転がっている。又、民間の新製品を実証試験やマーケティングしたい会社とタイ・アップして、電気バイクや電気自動車の貸し出しとか、話題性も含めたサービスをオカネを懸けなくても、他人の褌で、相撲を取れるような仕組みを叡智を駆使して考えられても良さそうである。ましてや、ビッグ・データの活用やオープン・データの一次加工販売とか、様々な可能性もあるように思えてならないが、どうやら、地方都市というものは、最初にやり出したところが、ファースト・ランナーで、結局、そのまま、走り出して、そのまま、ゴールを切るようなものなのであろうか?結局、実現困難だとか、難しいとか云っている間に、必ず、他の都市が、先行して、成功事例を作り、後追いになるのが、どうやら、小さな地方都市の宿命なのであろうか?結局、時間だけが空しく過ぎ去り、やがて、空き家も、空き店舗も増加し、街自体が疲弊してゆき、税収が減少し、行政サービスも低下し、挙げ句の果てに、有為な人材は流出し、縮小均衡と人口減少の末に、、、、、、、陥らねば宜しいが、と、感じざるを得ない。課題が多すぎて、しかも、時間との闘いが、一方では、出始めている。地方都市の議員・住民は、実際、どのように、この現状を考えているのであろうか?地方創生の課題が見えてくるものの、肝心の都市構想イメージの顔が見えてこない。