小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

IT金融業界の平等的な競争条件とは?:

IT金融業界の平等的な競争条件とは?:

金融業界に身を置いて仕事でもしていない限り、デイ・トレーダーですら、今日のIT全盛の金融市場で、どのように、個人の投資家は、その平等性を担保され、同じ土俵の上で、売買できるのであろうか?それも、国内だけではなくて、世界的な規模での海外からの金融等も含めてである。自動販売システムなるソフトを駆使して、注文が出てから、取り消される間のわずか0.3秒で、不平等な不正取引や相場を欺くような手段で、不当な取引が、罷り通っているのが現実であると云われている。昔みたいに、電話で、証券会社の担当者を呼び出して、株式の売買など、今や、夢の又夢である。そんな地球規模でのITを駆使した一部の不正取引に騙されて、損害を被るようでは、もはや、自由平等な競争環境とは言いがたい。考えてみれば、監視する側も、それなりの技術力を有して、不正の芽を自動検出できるシステムやら、監視体制を確立し得ない限り、同じ土俵とは云えないんではなかろうか。主要国の証券監督者国際機構(IOSCO)でも、金融庁同様、こうした不当な競争環境に対する監視の枠組みを構築する必要性が叫ばれているのがせいぜいであろう。それにしても、1秒間で、数千回の取引が行われる超高速取引が、実際の相場とは異なる、何かを歪めているような気がしてならないし、これを本気で、是正しなければ、自由平等な土俵はできないであろう。個人投資家で、そんな高速取引が可能なのであろうか?それでも、残念乍ら、これが、冷酷なIT全盛の金融市場取引の現実なのであろうか?いつも、子羊同然の個人素人投資家は、プロの狼の前では、為す術を持たないと云うことなのであろうか?