小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

韓国、開城の操業中断:

韓国、開城の操業中断:

中国が、石油の北朝鮮への供給を止まない限り、何をやっても、北朝鮮への制裁は、実効性のあるものではないことは、誰の眼をみるまでもなく、分かりきっている。可哀想なことに、韓国内で、散々、煮え湯を飲まされてきた開城の団地に、進出している中小企業は、一体、どんな操業停止に伴う政府補償を受け取れるのであろうか?それとも、これまで、散々、安い労働工賃で、儲けてきたのであるから、何の補償も見返りもないのであろうか?それにしても、投資した機械や設備などは、どうしたものなのであろうか?北朝鮮側にそっくりそのまま、接収されてしまうのであろうか?それとも、仕掛かり途中の原材料などや半製品などは、誰のリスクで、一体、契約書には、そんなリスクも、記載されてはいないのであろうか?団地での操業契約書を覗いてみたいものである。それにしても、過去の政治的、軍事的な対立がある度に、この開城の団地は、その都度、操業の停止・中断に追い込まれてしまう。もはや、現代財閥創業者による第二の金剛山観光にもなりかねない。もっとも、恐らくは、進出している先の中国の企業は、しっかりと、何の制裁も科せられることなく、今日も操業を続けていることは間違いないであろう。もっとも、現在は、既に、旧正月入りだから、みんな旧正月休みで、帰国しているのであろうか?韓国の後釜は、そっくり居抜きで、中国企業が戴くのであろうか?しかし、それにしても、なかなか、したたかな国である。ある意味では、こうしたかの国のしたたかさは、我々、日本人や日本という国は、反面で、しっかりと学ばなければならないのかも知れない。忠誠を誓ったはずの人民軍の軍総参謀長までもが、未確認情報では、処刑・粛正されてしまったというが、その昔の韓国での朴大統領暗殺事件を、想い起こさざるをえない。もう、ここまでくると、まるで、こうなると、戦国時代ではないが、光秀の謀反を防ぎきれなかった信長の末路を、日本人は、想像せざるを得なくなるかもしれない。どんなシナリオを、一体、日本の諜報機関は、幾つ、持っているのであろうか?中国にとって、韓国にとって、米国にとって、そして、日本にとって、どんなシナリオが、ベストで、或いは、ベターで、更には、ワースで、そして、最悪のシナリオは、?外交評論家は、決して、口を開こうとしないが、、、、、誰か、ポートフォリオ分析をする軍事・外交評論家は、いないのであろうか?マトリックス分析が、出来そうな気がしないでもなかろうに、、、、、、、。そうした最中での韓国による核武装論や日本による核武装論の論議は、なかなか、興味深いものがある。それらの議論が現実的か否かは、別にしても、両国の心理的なフラストレーションが、理解出来なくもない。即ち、韓国側にしてみれば、対話と平和外交という大義名分の下、一方で、融和策やら、中国頼みの経済外交政策にも拘わらず、思うような期待するシナリオにはならず、勝手気儘にやられ、かといって、日米中の狭間の中で、軍事的な抗戦論を唱えるわけにも行かず、又、さりとて、反日の国是を、曲げるわけにもゆかず、米国の政治的な圧力や核の傘の下、日米との連携もせざるを得ず、ひたすら、我慢とフラストが、経済運営の悪化とも伴いつつ、飽和点に、達しようとしているのであろうか?誠に、八方ふさがりの打つ手なしの状況であろうか?拉致問題も、これでは、どうなることか分からないであろうし、何処の国も、打つ手がないのが、現状なのであろうか?火中の栗を敢えて拾おうとする国は、当面、出てきそうにない。