小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

スコットランドの自治権投票の思う:

スコットランド自治権投票の思う:

結局、NOが、多数を制したわけであるが、様々な問題が、例えば、通貨・安全保障・年金問題などが、明確に、討議されないにも拘わらず、情緒的な独立か否かという、二者択一の選択を迫る自治投票に、何故、なってしまったのだろうか?それにしても、ユニオンジャックの国旗の由来を改めて、確認出来たことは、皮肉である。何でも、年齢の若い人ほど、独立に賛成で、年金を貰っている年寄りは、とりわけ65才以上は、将来への不安からか、独立反対、現状維持を選択するという皮肉な結果に終わった。若者は、未来に向かって、挑戦し、年寄りは、現状維持の保守的な考え方なのであろうか?いくら、就業率の低さや、待遇の不満が原因とは云え、若い人達が、独立票の方が上廻ったと云うことは、今後、遠くない将来のいつかに、再び、自治権の拡大要求運動という形で、運動が再燃することは間違いなさそうである。それにしても、スペインのカタロニア独立運動とか、中国のウィグル自治区とか、いずれにしても、何らかの形で、直接、間接的に、影響を及ぼしそうであることは、言を俟たないであろう。それは、単に、国内問題だけではなくて、世界的にも、様々な問題を提起してこよう。翻って、我が国に目をやると、琉球国独立運動というものは、日本には、今日、果たして、存在するのであろうか?或いは、アイヌ民族独立運動とか、自治権拡大とかの運動は、存在しうるのであろうか?それとも、そんなものは、日本には、指示されず、結局、存在し得ないのであろうか?薩摩征伐とか、琉球王国とか、北海道開拓史とか、改めて、日本の歴史も、郷土史も、身近に、考え直してみる必要があろう。