小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

肉食シニアという概念:

肉食シニアという概念:

昔、小松左京の「日本アパッチ族」というSF小説に、鉄を食べる種族が日本に出現したというものが合ったことを想い起こす。別に肉食系女子というものに、対比させられるそちら系のモノではないらしい。何でも、シニア層でも、朝から、ハンバーガーを食するシニア層の出現だそうで、今や、若者層を凌ぐ勢いであるそうである。もっとも、80才や90さいになたからとて、肉食であってはならぬことはない。むしろ、最近の研究では、肉食を好む方が、良質なタンパク質を摂取できて、魚や野菜中心よりも、宜しいそうである。考えてみれば、人口構成比でも、団塊の世代は、未だに、若年層よりも、存在感がある以上、当然の成り行きなのかも知れない。それにしても、歳をとるに従って、高コレステロールや油っぽい食事を節制して、脂肪を控え、魚中心で、野菜を十分摂取し、アルコールも、控えめに、適度に、、、、等というもっともらしい健康管理法は、果たして、妥当なのであろうか?それとも、時代によって、異なるものなのであろうか?そもそも、時代により、健康概念に対する歴史的な考察というものは、果たしてあるのであろうか?奈良時代平安時代とか、或いは、戦国時代とか、江戸時代でも、健康に関する概念というものの流行廃れがあるのであろうか?もっとも、人生50年だった時代と人生80年では、自ずから、働き方、暮らし方、健康に対する考え方、言い換えれば、食に対する考え方、成人病が、果たして、昔は、きちんと認識されていたかは、定かではないが、生活習慣病的なものに対する考え方は、ごくごく、極めて、現代的な概念なのであろう。歴史も、こうした病気や食文化を辿って眺めてみる視点もあれば、極めて、面白いかも知れないし、又、新たな発見にも繋がるかも知れない。伊達政宗等は、当時では、美食家であったという病理学的な調査が出ているくらいだから、昔の人は、決して、貧しい質素な食事ばかりではなかったのかも知れない。さすれば、食肉シニア層の出現も、また、時代の流れであり、時代をはんえいしたものなのであろうか?今や、朝食ですら、朝の散歩の帰りに、食肉シニアが、男女共に、若年層を凌駕する、そんな時代になり、コンビニも含めて、完全制覇する時代が来ることになるかも知れませんね。これでは、マーケティングも大変である。