小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

カリンバの音色に聴き入る:

 

カリンバの音色に聴き入る:

 

マリンバではない。カリンバなる楽器である。奏者曰くでは、何でも、ジンバブエに伝わる楽器を、見よう見まねで自作した楽器らしい。これも又、心意気が現れていて宜しいではないか?しかも、楽譜もなく、メロディーラインを試行錯誤の末に、その原曲に、合わせて、演奏しているとの説明であった。それにしても、英語では、何やら、Thumb Pianoと言われているらしいが、確かに、親指の爪で、その少し伸びた金属線を、親指で、しごくように弾くわけだから、英語の名前の由来も納得がゆこう。それにしても、アフリカの民族楽器というモノは、随分と色々なものがある。サブニュマのエネルギッシュなダンスと太鼓に、魅了されてしまった私であるが、このカリンバなる楽器が奏でる音は、どうも、オルゴールの音色に似ているような気がする。まるで、金属の突起物が、廻りながら金属の鍵盤を弾くときに出すあのオルゴールの音色に、そっくりである。何とも、アース・ミュージックのような音色である。エスニックな民族楽器というモノは、誠に、興味深いモノである。楽器というモノは、どうも、奏者の哲学や人生観が、反映されるのではないだろうかと時として、その音色に聴き入っていると、そう思われる。尺八でもキールのような木管楽器などや、シャンベなどのアフリカン・ドラム等、自分は、門外漢だから、唯々、聴く側に廻る者であるが、なかなか、興味深いものである。又、たまには、心地よい音で、浮き世の穢れた世界にならされた耳を濯ぎたいものである。そんな音色でした。