小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

ラミレス、2000本安打達成!:

ラミレス、2000本安打達成!:

 

別に、ヤクルト出身のラミレスのファンでもないし、元少年野球ファンとしては、今や、熱狂的な野球ファンでも、もはやない。ましてや、ダルビッシュ有完全試合を最後の一人で逃してしまったことを、多いに残念であると思うファンでもない。ただ、何気なしに、この無名のただお金を稼ぐために、カリブの遠い島であるプエルトリコから、裸一貫、出稼ぎにはるばる、極東の果てに、やってきたこの人物が、気になっただけである。外人初ということは、阪急の怪人ブーバーによる初めての三冠王に比しても、大変な努力であることは、疑いようもない。ましてや、通訳が、涙ながらに、喜ぶ姿には、こちらも、涙腺が緩くなってしまう。天性の楽天的な性格や、一世を風靡したギャグのラミちゃんペッ!とか、ゲッツ等のパーフォーマンスで、少年ファンをも引きつけている魅力もさることながら、人一倍、研究熱心で、データをしっかり、分析して、その上で、捕手の配球を読もうとする努力は、並み居る野球の神様や安打製造器と言われた選手達と肩を並べると言うことは、並大抵の努力ではなかろう。何でも、ドナルド・キーン並に、日本国籍を取得することも、今や、視野に入れて、将来は、日本球界での監督も目指したいと意気込んでいると言われているが、、、、、、。WBCでのプエルトリコの活躍をみるまでもなく、国技としての野球を通じて、一介の出稼ぎ労働者だった人間が、この位置にまで、至るとは、人生そのもののように、こちらも、嬉しくなってしまう。阪急のバルボン等は、その昔の先駆者だったのかも知れないが、監督とか、コーチとか、こうした外人出身の選手達が、スカウトではなくて、直接、選手を指導するある種のスタイルを、是非、みてみたいものであると思う。一時期、デイブ・ジョンソンが、日本球界に、MBLの監督の実績をひっさげて、監督として就任するとか言う噂があったが、外国人社長が当たり前の昨今、是非、監督業を観てみたいものである。その成果は、どうであれ、そういう機会がくることを願ってやまない。