小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「鬼 怒鳴門」氏の日本国籍取得に思う

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コロンビア大学の名誉教授であり、日本文学・文化、とりわけ、源氏物語近松門左衛門、芭蕉などの古典から、三島由紀夫まで、近代日本文学の英語による海外への紹介者・翻訳者として有名なドナルド・キーン氏が、90歳を前にして、東日本大震災を契機にして、日本へ永住、しかも、日本国籍を取得されたという。首記は、その漢字での表記であるそうである。いくら、米国海軍情報士官出身で、その後、日本文学を、その古典・現代文学を問わず、研究してきたからと言って、母国の米国を離れてまでも、何故、日本をその終焉の地として、選ばれたのであろうか?「私は、日本という女性と結婚したようなものだ」と、講演で、述べておられるようであるが、今時の震災を期に、改めて、これまでの一寸違った目で見るガイジンから、日本人として、その一員に、加わり、一緒に、復興を応援したいと言うこの老人の精神力は、何と、強靱で、素晴らしいことだろうか?その覚悟と決意に、日本人として、改めて、思いを巡らせなければならない。村上某や武富士の長男のように、租税逃れのために、シンガポールや香港に、移住したり、日本人として、少しは、キーン氏の爪の垢でも煎じて飲んで貰いたいくらいである。日本美の系譜の中で、交友の深かった谷崎潤一郎川端康成三島由紀夫や、司馬遼太郎なども、きっと、喜んでくれているのではないだろうか?それにしても、漢字表記の名前は、解釈によっては、「鬼が、怒り、門を鳴らす」とでも、読めるが、、、、、、。現在、執筆中の「正岡子規」評伝の上梓が、待ち遠しい限りである。