一本の不審な電話:
一本の不審な電話:
最近では、電話を受けること自体が、危ない事件に巻き込まれかねないきっかけになるものであろう。そう言えば、亡くなった母が、未だ、元気だった頃、良く、セールスの電話が架かってくると、いつも、お上品に、ご丁寧な話しっぷりで、会話していて、私は、横から、電話をひったくって、ぶっきらぼうに、応答して、断ったものであることを想い出す。あれから、詐欺紛いの犯罪は、どんどん、進化してきて、被害者が、再度、別の被害に遭うことも、被害者リストが、公然と出回っている結果、それが現実である。オレオレ詐欺だけでなく、特殊詐欺やら、未公開株や、水利権の売買、買え買え詐欺とか、とにかく、あの手この手で、アプローチしてくること、限りがない。電話番号を公開していなくても、今晩のように、突然、「エコバンク」を名乗るセールスの女性が、慇懃無礼な声で、「奥様はいらっしゃいませんか?」と、電話を掛けてきた。すかさず、「電話番号は、どうして、知ったのか」と問いただすと、マニュアルなのか、どうか知らぬが、地域の局番から、下4桁を片っ端から、無作為で選び、電話していると、それではとばかりに、すかさず、「代表者の名前と登記上の住所・電話番号は、何処か?」と、尋ねると、いきなり、無言で、電話を切られた。(大体が不審な電話というモノは、この手法で、まず、相手から電話を切るものである。)ネットで、キーワードを検索(エコバンク 評判)してみると、成る程、同じ手口の電話セールスが、簡単に、引っかかってきた。昔は、ワン切りとか、着信詐欺とか、様々な手口が、警鐘を鳴らされてきたが、ネット・バンキングですら、使い捨てのパスワードで、現金が消えてしまうような時代だから、余程、キチンと普段から身構えていないと、うかうか出来ないものである。それにしても、個人情報が、何らかの形で、抜けてしまうのが、今日の現実であるから、電話をスクリーニングしたり、録音しておくことも、必要なのかも知れない。自己防衛のためには、何をすべきなのだろうか?どういう心構えが必要なのであろうか?それにしても、一人暮らしの年寄りだったら、優しい言葉で、心配そうに親しげに話されたら、コロッといってしまうのかも知れないのが、人間でもあるし、それが、相手の思う壺でもあるのは、当然の理であろう。くれぐれも、用心用心、注意をしないと!