小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

見ているだけの稲刈りとシャルドネの仕込み:

 

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見ているだけの稲刈りとシャルドネの仕込み:

 

何とも目の前に拡がる稲穂の海で、相変わらず、見ているだけの稲刈りである。田んぼの横に、チョコンと、ベビー・カーに乗せられて、お昼寝から目覚めた赤ん坊が、こちらをじっと見つめている。季節外れの真夏のような天気が続いたせいだろうか、10月にしては、まだ、空気は、暖かいものの、既に遠く山々は、彩りの準備を開始し始めていることが、遠望される。夕方から明け方に掛けては、又、冷え込みが始まり、寒暖の差が、激しくなるような気がする。ぶどうも、びっくりする程の暑さであるが、、、、。白ワイン系のシャルドネの収穫と仕込みの準備作業も、大忙しさである。こちらは、足手まといであるから、せいぜいが、12キロの定量のコンテナに、原料のブドウを計量して、準備する程度しか、お手伝いは出来ないが、、、、、。それにしても、粒を房から、取り去り、搾汁作業に掛かると、白ブドウ独特の甘い香りが、辺り一面に、漂い始める。これから、じっくり寝かせて、どのようなワインに変身するのか、多いに楽しみである。稲作といい、野菜といい、果実といい、ワインも、こうして、生産工程に、触れることでも、何か、色々と愛着が湧いてくるものである。作る側の苦労を知り、改めて、消費する側でも、おおいに、お金を落とすことも、肝心なことである。カネは天下の廻りもので、消費する側も、しっかりと、お金を落としてあげないと、作る側の生産者も、成り立たない仕組みである。それにしても、美しい、先人が苦労して開拓した棚田から見下ろす耕作放棄地に拡がる無粋な風景は、何とも、寂しい限りである。千曲ワインバレー構想とは、対照的な稲作の現状を見るようで、実に、胸が痛くなる。