小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

投資移民ビザに思う:

投資移民ビザに思う:

昔、香港と商売していた頃に、彼らは、香港の中国本土への返還・復帰をとても、怖れていて、競って、カナダなどに、投資して、まずは、家族の永住権や市民権を取得して、次に、最終的には、自分のビザを取得するという作戦を立てていたが、今や、香港で、まさに、中国版、投資移民ビザに対する取り締まりを強めているというのも、実に皮肉なことであろう。裸官と呼ばれる汚職まみれの官僚のマネーロンダリングによる合法的な投資移民ビザを取り締まろうとするのも、誠に、皮肉としか云いようがない。相続税も贈与税も、果ては、キャピタル・ゲイン課税もないようなところでは、確かに、溢れたマネーが集中して、それは、不動産価格も異常なまでに高騰することは、容易に想像されよう、むしろ、日本の中古不動産市場のほうが、割安に彼らの目には映るのは、自然なことであろう。この措置は、結局本土の反汚職摘発の一環であろう事は、分かろうけれども、どんなに、取り締まろうとしても、合法的に、他国経由で、正々堂々と他国のビザを取得して、トマ・ピケティー的に云えば、租税回避の渡り鳥的な結果に終わるだけなのであろうか?「一国二制度」という矛盾に満ちた制度の風穴封じなのであろうか?華僑という言葉には、言葉にはない、その血脈の中に染みついたような国への不信というものが、根強く、あるのであろうか?