小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

青色LEDとノーベル賞と特許訴訟

青色LEDノーベル賞と特許訴訟:

3人の受賞者の内で、名前を知っていたのは、基礎研究よりも、応用研究をしていた東亜合成科学時代の中村修二教授である。もっとも、その頃は、会社での研究開発に於ける貢献度に対する報酬をどのように、特許として、評価するかという所謂、会社と社員研究者の闘いという側面と、その後の裁判の行方と、更には、結局会社を辞して、アメリカ、カリフォルニアでの究極の研究を選択して、日本を後にしたと言う経緯である。研究者としてのとりわけ、基礎研究の礎を築いた赤崎・天野教授のような如何にも、研究・学者肌なのに対して、何でも、「怒り」が、源泉であったというではないか、基礎研究・理論から、実用の世界へと云う流れが、評価されたのであろうが、豊田化成と東亜合成化学という特許を巡った係争や生臭い話は、別にして、コツコツ、ひたすら、会社の研究所や、大学の研究室で、ひたすら、一人、曠野をゆくが如きひたむきな研究人生は、一口に、40年、50年と云っても、なかなか、同じ事を出来るモノでもない。STAP細胞を巡る昨今の学会や理研の一件で、暗い気持ちになっていたものの、これで、又、何か、日本の元気が改めて、甦り、若い研究者に、一層の刺激が与えられると嬉しいと思うが、、、、、、。学校教育、会社での研究所の在り方、島津の田中フェロー等、今後も、今只中で、組織の中で、まさに研究をしている研究者や学生に対して、新たな道しるべを、送ってくれているような気がしてならない。どんな分野で、どんな素材で、どんな商品として、新たに、世の中に、具現化、商品化されて現れてくるのであろうか?そして、どんな人物が、登場してくるのであろうか?間違いなく、そういう人が、まさに、今の世に棲む人達がいることであろう。社員研究者による発明の対価と報償は、今後、どうなるのであろうか?お互いにとって、より良い関係性と結果が得られると良いが、、、、、。そうしないと、積極的な動機付けも高まらないであろう。