小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

二十歳の井上新チャンピオンに期待する:

二十歳の井上新チャンピオンに期待する:

具志堅用高・井岡以来の天才肌の若いチャンピオンの誕生である。確かに、ボクシングという競技は、相手のパンチをかわしながら、有効打を打たせずに、自分が、逆に、有効打を打ち出せることが可能であれば、これ程、容易い競技はない。減量苦による太腿の裏がつるというアクシデントにも関わらず、第1ラウンドから、なかなか、非凡な才能が垣間見られたものである。それにしても、未だ、6戦目という快挙である。若ければそれで良いというモノでもないし、又、若いから、駄目であると云う必要も無い。強くなければ、世界チャンピオンにはなれないものである。又、幸運を持っていなければ、これ又、世界チャンピオンには、なれないものである。すべてを兼ね備えて、タイミング良く、自分のコンディションも良くて初めて、様々な要素が勝利に繋がることがない限り、チャンピオンにはなり得ないものであろう。ボクシングというスポーツは、努力と根性で、ハングリー精神で下から這い上がってくるような八重垣のような世界チャンピオンもいれば、井上のような天才肌のチャンピオンがいても宜しいではないか?八重垣が、自ら、防衛後に、観客に、井上選手の勝利を確信して、応援を送って下さいとアピールしたのも、宜しいではないか?いささか、最近では、亀田父子鷹のような関係性ではなく、違った形での父子鷹が、出てきても良さそうなものである。井岡と良い、井上といい、正統派ストロング・タイプのチャンピオンの誕生は、ボクシング・ファンならずとも、何か、次の試合を見るのも、又、ワクワクしてきそうな気がしてならない。今では、バラエティーで、笑いの的になっている具志堅用高も、曾ては、冠鷲の異名を取ったハード・パンチャーだったことを改めて、想い起こす必要があろう。二十歳で、横綱になったつもりで、今後も、防衛を重ねて、防衛回数の新記録を樹立してもらいたいものである。それは、ボクシング・ファンならずとも、門外漢の私ですら、期待するところである。