小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

時代は、まわる:

 

時代は、まわる:

 

もう、随分と昔の事で、いつ頃のことだったか、良く想い出せないが、未だ、中島みゆきが、若かった頃、「時代」という唄の中で、「そんな時代もあったねと、いつか、話せる日が来るわ、、、、、、、、まわ~る、まわ~るよ、時代はまわ~る、喜び哀しみ繰り返し、、、、」と、謳っていたのを、何気なしに、夫婦で都会の街を歩いていると、ふと、想いだした。そこここに、工事現場の足場や、クレーンが、林立し、ドッカン、ドッカンと、大きな音を響かせている。生命保険会社の社宅も、4階建てから、新たに、高層マンションへと建て替えられるらしい。隣の資生堂の会社の寮は、とうの昔に、賃貸マンションに、衣替えしている。ほんの少しの間、東京を離れていたのに、もう、既に、そこには、昔の面影もない。東京電力や有名大会社の自然に恵まれた大きなグラウンドも、いつの間にやら、資産売却されて、マンションに様変わりである。商店街の懐かしいお店も、一店舗、又、一店舗と、まるで、櫛の歯が欠けるように、店が閉じられ、移ろいゆくことになってしまった。貸本屋の高田文庫も、駄菓子屋のピノチオも、小学校の校門の脇にあった小木多文房具屋も、松田果物店も、その斜め向かいにあったその従兄弟の八百屋も、今では、みんな、店替わりしてしまった。それにしても、街並みというものは、建物が建て替えられると、もう前に、どんな風景だったのかを想い出すのは、困難なものである。そんな風に、あっという間に、時代は、まわって行くのであろうか?結婚37年目の記念日に、食事を一緒に食べた帰りに、街を歩いて、ふと、そんな感慨を抱いた。もう女房殿も、37年間、当地に、棲んでいることになる。