小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

参院選の結果に思う:

 

参院選の結果に思う:

 

予想通りと云えば、予想通りであるし、東京選挙区の山本太郎氏の当選には、意外と云えば、意外でもあるし、予想に反して、ネット選挙が、宣伝されたわりには、得票率が、予想されたよりも高くはならなかった。自公に対抗する第三極の対抗軸も自壊してしまいつつある。対局軸なり、所謂、受け皿作りにも、あたかも失敗したかのようである。又、オリーブの木のような広範な小さな勢力の結集も、ある種の泥臭い、互いの人嫌いもあってか、結集には、民意自体が、アレルギー反応を起こしてしまったようである。野党の人事面でも、どこもかしこも、ゴタゴタ続きで、海江田万里君もこれでは、先が思いやられる。結果に対する責任は、リーダーとしては、しっかりと、とらなければならないが、それすらも、後継の人材不足からか、むしろ、貧乏くじを引く勇気が無いのか、消去法では、何処をとっても、意外と、本当の意味での人材不足なのであろうか?ビッグ・データ解析と云われる「政治のマーケティング化手法」も、まるで、それは、ステルス・マーケティングのように、自覚しないうちに、現在進行中であるが、もっとも、「ネット選挙」の成功事例と失敗事例とが、はっきりと、出ている例も、東京や沖縄を例にとっても、ある程度、緑の党の比例区での健闘などに見られる如く、未来予想が、散見もされている。まだ、「ネット選挙の入口に立った段階」であろうか?それにしても、投票率が、依然として、低いことは、困ったものである。浮動票が、結局は、雪崩を打って、1人区では、これまでの民主党への期待票から、嫌悪・憎悪票へと、そして、更に、裏返った形の自民党へと、流れていった訳であるものの、必ずしも、改憲発議の96条の改訂などの如く、3分の2には、獲得ならず、必ずしも、政治課題が、経済回復最優先より、際だって、支持されたわけではないことは、有権者の「微妙なバランス感覚」を物語っていると言えなくもない。「ネガチブ・キャンペーン」も、「落選運動」も、今一、日本の政治風土・文化には、根付いていないと判断するのは、早計なのであろうか?ツィッターやフェースブックを駆使したネット選挙は、ある程度、限られた成功事例をみる限り、「一定程度の有効なツール」になってはいようが、それは、逆風を受けている側には、必ずしも、有利なツールではなく、むしろ、ネガティブな書き込みに、対応を追われる皮肉な結果にもなってしまったし、ネットを観ていない人には、所詮、リアルタイムで、生ビデオを見て書き込むことは無いわけである。それらを差し引いても、ある程度の「未来予想的な変化の萌芽」は、見られるのであろう。何やら、そこでは、まるで、「仮想空間での選挙戦」の様相が垣間見られよう。経済・外交・原発・復興・年金・社会保障成長戦略・エネルギー・消費税・雇用・TPP・非正規雇用・待機児童・子育て支援、等々、ねじれ解消がなされたら、どのように、政策が具体的に、実施されて行くのであろうか?それにしても、民主党は、何故、経済再建策を、政権時に、有効に出来なかったのか?ミスター円と呼ばれた榊原某は、めっきり、メディアに、露出することはなくなってしまった。そんななか、円安による消費者物価の高騰は、ヒタヒタと進行中で、賃上げ無きデフレの脱却(?)を招くことになるのであろうか?もう、ねじれを言い訳には出来ない状態であるのは確かである、、、、、。