小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

非正規雇用採用の教師という存在:

非正規雇用採用の教師という存在:

 

労働者派遣法の改定に伴い、非正規雇用の教師が、増加していると報じられている。米国に駐在しているとき、子供達が通っていた公立小学校の教師との面談時に、その担当教師が、「米国では、教師の地位が、相対的に低く、その点、日本が羨ましい」と云われたことがあったが、何とも、あれから、既に、30年余りの歳月が過ぎているが、改めて、あの時のアメリカ人公立小学校の教師の言葉を想い出した。別に、どこかの国の文部大臣の問題提起を必ずしも肯んずるつもりはないが、経営の効率化だけの観点から、教師までもが、非正規雇用という不安定な待遇で、人材派遣業者から、採用されなければいけない状況なのであろうか?そんなことで、人を育てる、教え、教えられるということが、キチンと出来るのであろうか?もっとも、衣食足りて、人間は、必ずしも、安定の中で、人間の教育が、可能であるとも思えないが、それにしても、余りにも行き過ぎたる差別的な待遇と労働条件の中で、社会の礎たる人材育成が、将来を担う大切な人間が、本当に創出されるのであろうか、、、、、、、と。工場の熟練工も、医師ですら、更に、教員免許を有する教師ですら、今や、非正規雇用が常態化しているとは、、、、、、、どこもかしこも、スキャナーで、ピッと、判定でもして貰わないと分からない時代になりつつあるのか、、、、、、、、、。長期的に見て、その成否の結果は、何処へ、向かうことになるのであろうか?後の時代、果たして、後悔していないだろうか、、、、、。本来ならば、対抗すべき日教組からも、何の声も聞こえてこないが、情熱を持った教師志望の若い人達は、どう考えているのであろうか?