小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

フクロウの声を聴く:

フクロウの声を聴く:

随分と昔のような気がする。今は、亡き愛犬と一緒に、近くのいつもの冬の里山の散歩コースを一緒に散歩していたら、頭上をかすめて滑空する大きな鳥の影に、思わず、首をすぼめたことを想い起こす。何と、白い羽毛の大きな鳥が、翼を拡げて、滑空してきたのである。そう言えば、裏の森の奥には、30年も前から、フクロウが棲みついていて、その図太い、低いよく響き渡る声で、ホッ・ホッ・ホーと、夏の夜空に、どのくらいの範囲で聞こえるのかは、判らぬが、一晩中、鳴いていたことも、併せて、想い起こした。今年の夏は、結構短く、寒かったので、窓を閉め切って寝ていたせいか、どうかは判らぬが、フクロウの声が聞こえなかったような気がする。それでも、きっと、夜になると、太い声で鳴いていたことであろう。思わず、その声を聴いた途端に、何やら、懐かしい、安堵感が出てきたものである。やはり、里山の森の守り神なのであろうか?NHKのダーウィングが来たによれば、夏の間には、虫の声や様々な音が発せられるので、それが、一種の雑音のように共鳴して、フクロウの耳には、捕食するねずみの音が、うまくキャッチできずに従って、狩り自身が、難しい時期だそうである。しかし、雪の降る寒い冬になると、今度は、事態は一転して、好条件になるそうである。そう言えば、昔、ベランダの野鳥の餌台の隅に、小さな白い二十日鼠が、隠れていて、ビックリしたことがあったことを想い起こす。むこうも、さぞかし、ビックリしたことであろう。それにしても、久しぶりに、フクロウの声を聴けて、おおいに、安心しました。最近では、鹿の駆除に、電気柵が設けられて、すっかり、獣道も、蹄の後も、観られなくなってしまいました。それは、それで、畑や果樹園を守る為には、やむを得ない措置なのであろうが、何とも、共生という観点からは、何か、物寂しいものを感じざるを得ませんね。フクロウもカラスとの闘いに、何とか、頑張って、この森の中で、生き続けているようであります。一安心です!