小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

通貨とは?Fin Techとゲーム・コイン:

通貨とは?Fin Techとゲーム・コイン:

何でも、LINE POP(公称、4000万ダウンロードと謂われているらしいし、未払い資金は230億円、スマホ・ゲーム市場全体の規模では、何と9450億円規模とかで、今後更に、拡大傾向にあるとされている。)とか云うゲームの件に関して、関東財務局によるLINEへの立ち入り調査がなされたという記事が眼にとまった。これでは、税収不足に喘ぐ当局も目をつけざるをえないのかも知れない。もっとも、こちらには、ゲーム自体が、全く、門外漢で、やったこともなければ、これから、ダウンロードして、やってみようとも、ゆめにも思わないが、そもそも、資金決済法なる法律の中で、前払い支払い方式に、まぁ、要するに、万が一の破産などのリスクを想定して、消費者保護の観点から、事前に、地方財務局へ、一種の発行保証金や資金保全のために、供託しておく必要があるとかで、これを、どうやら、内部指摘があったにもかかわらず、怠っていたという嫌疑がかけられたらしい。もっとも、こうした法律の先を行く事例に対しては、法律の解釈は、いつの時代でも後追いで在ることは事実であるし、解釈になると更に遅れがちであることは否めない。同様の事例は、ゲーム関係の業者に、結構、違反事例があると謂われているが、考えてみれば、一体全体、『通貨』とは、何を意味するのであろうかと、考えさせられる。人気の電子マネーなるものやポイント還元なるものも、マネーと謳われているから、通貨かと思えば、違うそうである。以前、ビット・コインの問題で、所謂、『仮想通貨』が、問題になったが、三菱UFJではないが、一部の銀行では、これを取り込んで、正式に、取り扱うようになったと謂われているが、海外送金の手数料に風穴が空くことを怖れた、初めから、囲い込みの一環なのであろうか?通貨とは、国家などによって、その価値を保証された決済のための価値交換媒体であると謂われているものの、等価交換の価値は、流動的なもので、今日では、外国通貨も含めれば、誠に、複雑化している。外国通貨の交換レートもそうであるし、ビットコインなどの仮想通貨も、或いは、ゲームでのダウンロードに課金される仕組みとか、誠に、ITが、公然と絡んだ、所謂、『Fin Tech』に至ると、もう、これまでの従来型の『信用と融資』などというものは、過去、営々と積み重ねてきたものが、まるで、一夜にして、崩壊してしまう可能性も否定しきれないものがある。マイナス金利もそうであろうが、銀行も、ウカウカしていられなくなるのかも知れない。我々世代が、創業独立するときには、最低限の個人資産を、担保にして、或いは、信用の実績がつくまで、我慢に我慢を重ねて、雌伏、何十年とチャンスが来る時を待ち、銀行による厳しい信用調査にも、パスするために、長年、待ったものである。しかしながら、今日、ベンチャーへ、成功報酬として、一部の株式を渡す代わりに、当座の運転資金を融通して貰って、起業する、所謂、『Fin Tech』活用術が、普及し始めているのも、事実であろう。もうこうなると、一体、通貨とか、資金とか、信用とかとは、一体、何だったのかと、首を捻りたくなってくる。どうしたものであろうか?考えさせられてしまう。