小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

証券会社の運用報告会で考えてしまう:

証券会社の運用報告会で考えてしまう:

年金生活者の年寄りには、毎日、「きょうようときょういく」が、必要・不可欠であると、小学校の同級生が教えてくれたが、運動も兼ねて、証券会社のラップ口座の四半期運用説明報告会へ、取りあえず、「今日、行くところと、今日、用事を作る」ということで、出席してきたが、なかなか、面白い説明であったので、記してみることにした。所詮、株式投資とか、資産の運用などと云うものは、中国人曰くではないが、「国家的な博打場で、合法的に、国家が、カネを個人から、巻き上げるところである」とまでは、必ずしも、云うつもりはないにしても、ある種の意味合いから云えば、トランプの「ババ抜き」のようなもので、如何にして、最期に、絶対に、ババを引き抜かないようにして、一番であれ、二番、三番であれ、要するに、損をしない程度に、儲けさせて貰って、安全に上がるということであろう。そう考えれば、証券会社の狙い所である、長期保有でのリスク分散型長期的ポートフォーリオ運用なるものが、最適であると云う結論を、顧客に納得させるために、様々な資料を提供された。その資料自体は、間違ってもいないし、フェイクでもない。ただ、成る程、統計・資料とか、様々な統計バロメーターなどと云う代物は、所詮、ある種の結論を導き出す側にとっては、それはそれで、大変、都合のよいもので、その都合のよい数字やバロメーターを如何にして、都合良く加工して、パワーポイントで、綺麗にプレゼンして、納得させられるかというものであることくらい、年寄り達は、何よりも、敏感に感じている。だから、私は、安倍や黒田の云うことは、参考にこそすれ、全く、信用はしていないし、信用する気にもならない。ファンド・ラップ口座なるものは、営業担当者に、始めるときに、ひょっとして、この提案は、ファンド・トラップで、ラップWrap ではなくて、実は、トラップTrap(罠)になる可能性はないかと、ジョークを飛ばしたものであるが、銀行にいくらカネを溜め込んでいても、インフレになれば、資産価値が目減りしてしまい、運用を真剣に、考えなければならないと、、、、。まるで、年金生活者には、悪魔の囁きのようである。証券会社の営業マンなるものや、ファイナンシャル・プランナーなることは、所詮、他人の褌で、相撲を取らせて貰い、お互いに儲け合い、儲けさせ貰って、そのおこぼれを頂戴するという殊勝な心構えがなくてはならないし、むしろ、積極的な「不都合なバロメーター」、例えば、今回の運用説明会では、一向に、設備投資(国内だけではなくて、国内企業による海外への設備投資額の推移)とか、実質賃金分配率の推移とか、何も、今更、財政再建の為には、インフレによる縮小を目指すなどと云う矮小な説明は、聴きたくもないものである。まぁ、若いファイナンシャル・アドバイザーだから、致し方ないが、「不都合な情報の公開・開示」も、それなりに、必要ではなかろうかと、質問をさせて戴きました。それにしても、問題の切り口というものは、可笑しなもので、自分に都合の良いようなある種の統計データの切り貼りとコピペで、全く、異なる結論が導き出されることに、我々は、如何にして、対抗し、自己防衛出来るのでありましょうや?ラップされて、いいように、丸め込まれないようにするにはどうしたらよいのでありましょうか?やはり、教育と教養を身につけておかなければ、丸め込まれてしまうのでしょうか?それとも、罠に、嵌まって、大切な資産という銭を、巻き上げられてしまうのでしょうか?考えさせられてしまいました。改めて、じっくり、戴いた参考資料を検証することに致しましょう。