小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

柘榴の実を食してみる:

柘榴の実を食してみる:

なかなか、庭植えの柘榴の実は、毎年、毎年は、ならないものである。せいぜい、4-5年ぶりくらいだろうか?去年は、大きな実がなったので、期待したのに、残念乍ら、熟することなく、気が付けば、落ちてしまった。今年は、女房殿による前年の剪定が宜しかったのかどうかは、素人目には、判らぬが、新しい枝先に、沢山のオレンジ色の花が咲き乱れ、数多くの柘榴の実がたわわに実ったものである。本来は、摘果でも丁寧にすれば、一つの実が、大きく、立派になるものを、それでは、全滅の危険性があるので、素人だから、そのまま、放っておいたところ、赤く染まり始めて、実が割れて、中から、赤いルビー色の粒がこぼれ落ちんばかりになっていたのに、ふと、気づく。早速、2-3個ほど、手折ってきて、食してみることにした。柘榴の実というものは、本当に、綺麗な色をしているものである。ましてや、中の実の何とも言えないような美しいルビー色は、如何にも、貴賓がありそうな色合いである。僅かに割れたその堅い実を開きながら、ルビー色の実をひとつひとつ、指で摘出しながら、食することにした。柘榴ジュースなどと云うものは、一体、どのようにして、絞り出すのであろうか?一粒一粒は、それぞれ、硬い小石のような形の種が、入っているから、歯では、かみ砕けない。微妙に、種を舌の上で、吐き出すようにして、味わってみることにする。爽やかな酸味と甘味が、口の中に、拡がってくる。一粒一粒、これの繰り返しである。実に、手間隙の掛かること、極まりない。歩留まりが悪すぎる。ジュースなどは、一体、どのくらいの実を搾るのであろうか?それでも、4-5年に一度くらいの柘榴の実を味わうということは、実に、季節を感じて、愉しいことである。まるで、オリンピック並であろうか?幹が、もう直径10cm以上になるところを観ると、確か、区の何かの記念樹に、小梅と一緒に、植えたものだろうから、もう20年くらいには、なるのであろうか?記憶が定かではない。来年も、しっかりと、花を咲かせて、やがて、秋には、又、実を付けてくれるであろうか?小さな楽しみであるが、おおいに、季節を感じる1本である。玄関先のハナミズキの樹の赤い実が。落ちてくる丁度、同じ頃である。