小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

地方創生と現実の姿:

地方創生と現実の姿:

一寸、海外クライアントのアテンドで、一緒に、地方都市の栽培業者を訪問して意見交換したが、成る程、現実とは、如何に、厳しいものであることを改めて、認識する。そこでは、まだまだ、アベノミクスも、地方創生プランも、況んや、成長戦略をやであろうかという状況である。未だ、そこでは、消費税の5%から、8%への影響が、じわじわと、ボディーブローのように、効いていると云われてしまった。おまけに、急激な円安の影響により、輸入資材関係のコストがアップした結果、省益力が衰え、なかなか、コスト・アップの売値への価格上昇分の転嫁が、ままならないと云う。その上、今後、2年後の消費税の8%から、10%への再改定を考えると、先行きに、不安を抱くと、しかも、市場が、台湾などのアジア諸国での生産と海外分業の進展に伴って、ますます、日本での生産が、苦しくなって来始め、将来への後継者不足や先行きへの不安が、増しつつあると、一部で、付加価値商品の開発やら、販路の新規開拓を行っているものの、なかなか、時間が掛かり、成果が思うように、出てこないとも、地方での成長戦略といい、地方創生といい、実際には、なかなか、厳しい地方都市の情況を見せつけられる。一方で、過度な円安の影響により、海外の輸出業者の側も、為替変動のあおりももろに喰らって、円高への過度な期待があるものの、現状では、日銀も政府も、消費物価指数が2%の目標を達成するまでは、恐らく。現状の為替政策を変更するとも思えず、一部の大企業輸出メーカーのみが、大いなる経済的な恩恵を受けることになるのであろうか?トヨタ城下町の地方都市でも、業界が異なると農業や園芸分野では、なかなか、厳しい現状があることを再認識するとは、思わなかった。大都市と地方都市、或いは、輸入業と輸出業、或いは、工業分野と農業関連分野とか、いずれの分野にも薄く幅広く、恩恵が及ぶのには、相当な時間が掛かりそうであることだけは、どうやら、事実ではなかろうか?自分の依ってたつ、立ち位置で、随分と大きく、評価が分かれてしまうものである。道路を隔てて、右と左で、片や稲作と片や、休耕田対策の麦の栽培と、農業政策の光と影を見る思いがする。