小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

山吹の花を活ける:

山吹の花を活ける:

「七重八重花は咲けども山吹の実の(簑)ひとつだになきぞ悲しき」、毎年、山吹の黄色い花が、咲き始めると、太田道灌のこの歌を想い起こすが、新緑の緑が深まる季節には、この枝の伸びきった先に咲く黄色い花が、おおいに、目立って、美しい。我が家の玄関先に生えている山吹は、八重で、花びらが、数多くて、その黄色の色合いも、濃くて、緑に映える。この黄色と緑の葉と、花瓶の茶色の色合いが、マッチしていて、私個人としては、好きな組み合わせである。如何にも、花瓶の色が、土の色のようで、まるで、土の上に、あたかも、植えられたかの如く、見えれば、生け花としては、おおいに、満足するところである。というよりも、自己満足するというところが、正直な感慨であろうか?プランターに植えられた球根や春の花々も宜しいが、自然に毎春、花を咲かせてくる花々もある程度、観賞し終わったら、枝先の剪定も兼ねて、来年の為に、チョキンとカットして、生け花にしてみるのも、これ又、一興ではなかろうか?テーブルの上に、置いてみたら、部屋の中が、急に、この黄色い色で、パッと輝きだしたような気がするのは、錯覚だろうか?一輪挿しでも、何でも、花を活けることで、花を愛でる気持をいつまでも持ちたいものである。来年は、どんな花を咲かせてくれるであろうか?因みに、英語名では、Japanese Roseとも云われているそうです。

 

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