小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

中国主導のAIIBになびくのか?:

中国主導のAIIBになびくのか?:

 イギリスや印度の参加表明で、結局(Asian Infrastructure Investment Bank)アジアインフラ開発銀行構想への日本の歩み寄りが、見られるのであろうか?運用面での透明性が確保されない限り、参加を見合わせるという、一種、米国からの圧力(?)もあってなのか、これまでは、二の足を踏んでいたものの、欧州勢の英独仏などの参加表明やインドの参加表明頃から、どうやら、アジア開発銀行IMFも、微妙に、そのスタンスを変えつつあるのであろうか?巨大政府ファンドなどの力から見て、明らかに、中国の意図は、自国主導での運営を狙っていることは、これまでの海外でのインフラ設備の構築でも明らかであろう。謂わば、重戦車で、中国による中国人労働者による中国国益に利するようなインフラ建設で、まるで、それは、通り抜けた後には、一本の草木も生えることを許さないような絨毯爆撃の後のようなものであろう。それにしても、本当に、米国の云うとおりに、果たして、対抗措置でも執れるのであろうか?韓国の場合には、米国からの明かな政治的な圧力からか、参加を留保したままであるが、果たして、日本は、どのように出るのであろうか?その昔、日本は、円の国際化を実現しようと目論んだものの、残念乍ら、国際通貨として、認知されず、このことを考えると、明らかに、人民元の国際化というドルとの興亡を掛けた一種の国際通貨戦争という側面が垣間見られる。その意味で、どこまで、米国の意図が貫徹され、或いは、されなくなるのか、非常に、興味深いところであるが、参加表明期限は、月末までで、残された時間は、それ程長くはないのが、現実であろう。