小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

食品原材料での国際的な買い負け:

食品原材料での国際的な買い負け:

昔、水産関係の原材料を取り扱っていたときには、日本の買い付けの推移が相場を左右する第一義で、米国がこれに追随するという構図であったが、やがて、時を経るに連れて、徐々に、その価格決定力の構図が様変わりしてきたことを想い起こす。今では、何でも、海老や鮪だけでなくて、牛肉のショートプレートのような牛丼用や焼き肉の原材料も、東南アジア、とりわけ、中国の需要の伸びが凄まじく、国際的な相場を左右するほどに、達し始めていると謂われている。考えてみれば、これは、牛肉や鮪に限ったことではなくて、他の農産物、小麦も大豆も、或いは、これらを主たる原料とする加工品でも、同様なことが生じ始めていることは、至極当然のことなのであろう。それにしても、これまでの日本的な買い付け方法では、量的な優位が認められがたく、新たな買い付け方法や、生産基地造りも含めた対応が、急がれることになるのは、必至であろう。もっとも、それも、一朝一夕にして、出来上がるものでもないし、デフレ克服の中で、インフレ目標設定とも相俟って、価格の上昇が、不可避であることは、大変悩ましいことである。食の安心・安全だけでなく、早い・安い・うまいまでもが、考え直さなくてはならないことになるのであろうか?ライフ・スタイルも、消費マインドも、否応なく、変化せざるを得なくなってきつつあるのであろう。