小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

ふと、不動産広告ビラに目をやる:

ふと、不動産広告ビラに目をやる:

若い時に、家を建てると謂うことは、人生でも、一代イベントであろう。何せ、巨額の資金を銀行から、長期間に亘って、借金しなければならないし、それを滞りなく完済しなければならないので、その間の経済情勢の変化やら、自分自身や家族の健康状態も、おおいに心配になるというリスクも抱えているわけである。それでも今にして思えば、二世帯住宅など、大きな家は、家族もこじんまりとなってしまうと、或いは、ライフ・スタイルが、大きく、変わってしまうと、これはこれで、持て余してしまうことにもなりかねない。いつも、パチンコの広告と不動産のビラは、爪切りで切った爪の後始末に、専ら、使用されるという運命が待ち構えているわけであるが、週末でもあるから、ゆっくり、広告のビラにも、たまには、目をやるかと謂うことで、暇に任せて、みることにしたところ、何とも、驚き入ることばかりである。まず、眼に飛び込んできた金額に、驚かされる。1物件が、2億円、或いは、3億円から、坪当たりでも、300万円とか、250万円から、そんなに、広い豪邸が、果たして、必要な人がいるのであろうかと、、、、、、。流石に、驚かれてしまったので、次々と見てゆくと、確かに、中古物件や、駅から若干、遠い物件や多少狭い、30坪程度の物件では、成る程、坪単価も、100万円程度に、落ちてくる。それにしても、3000万、5000万円という数字が、紙面には、躍っていることに、驚かされる。本当に、親の援助もなくて、自力で、サラリーマンでもやりながら、或いは、自営業者で、商売を営みながら、然るべき連帯責任保証人をたてて、借り入れが可能なのであろうかと、他人事ではあるが、心配もしてしまう。又、仮に、今、住んでいる家を売却して、その資金で、新規のローンを組もうとしても、デフレで、売れなかったりと、もっとも、下取り保証制度というものも、考案されてはいるものの、希望通りの予算に応じた金額が、確保されるのであろうかとも、余計な心配もしてしまう。それにしても、欧州並のリーズナブルな価格で、旧くても機能性に富む賃貸住宅市場が、何故、日本では、構築できないのであろうか?地震災害がネックなのであろうか?空き家が増える一方で、これに高額な税金を課して、更地化を促進して、大規模な宅地開発が出来れば、それなりに、理屈も付こうが、どうも、持ち家優遇促進という住宅政策では、今に、またぞろ、今様の億ションも、20-30年後には、団塊の世代がこの世からおさらばする頃には、スラム化してしまう危険性がないことはないであろう。それにしても、大企業が、ついこの間、遊休資産を売却して、ポッカリと空いた空間に、巨大なマンションや、豪邸が、○○の森とか、パーク・シティー○○と謳って、出現するのが、近未来の住宅政策、景気刺激策の具現化なのであろうか?長男・長女の時代に、少子化が避けられない今日、こうした新たな宅地開発策で、出来上がるものを一体、どのような人達が、購入するのであろうか?よく、中国などの都市部の地価が、高騰して、その結果として、年収の何十倍・何百倍にもなっているというニュースを耳にするが、平均年収が、300-400万円にも、満たない年収層の人が、一体、この不動産広告のビラの中で、手にできる物件は、どれ程、あるのであろうか?空き家対策とともに、中古住宅・新築住宅も、賃貸住宅も、政策として、どういう方向性を執るべきなのであろうか?何とも、複雑な気持で、不動産広告のビラを眺めました。