小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

中国不動産価格と世界経済の行方

中国不動産価格と世界経済の行方:

今更ながら、様々な個別報道を眺めていると、どこか、それらの底流では、何か、共通の方向へと向かっているのではないかと憶測してしまう。歴史は、いつも、歯車を逆廻しにみているもので、それを遡って分析解明は出来ても、今まさにその目の前で生じている事象が、いずれは、集約されて、ある一定の方向性へ向かうことを予測できる学者先生方は、なかなか、見当たらないのが現実である。不気味な中国の不動産価格の低迷や、韓国経済の先行き不透明、デフレ突入寸前だった日本と状況が酷似し始めているし、欧州を牽引していたドイツも、どうやら、ロシア制裁等で、息切れしてきて、EU全体に、デフレ懸念の暗い影を落とし始めている。又、アメリカでも、株価の急落やら、中間選挙への思惑からか、オバマも人気取りに走りがちになり、政策も産業界との軋轢を生み始め、、、、、、或いは、ウクライナ危機に端を発したロシア制裁に関連して、ロシア経済自体も、ボディーブローのように、プーチンの強気発言とは裏腹に、効き始めだしているようである。一方で、あれ程、声高に叫ばれていたアベノミックスも、流石に、ここに来て、登用した女性閣僚の答弁のほころびのせいなのかどうかは分からぬが、やや、一段落の様相を呈してきたのも、事実であろう。成長戦略も、岩盤規制も、年金改革も、地方創生も、消費税の再値上げの実施も、何もかもが、問題山積である。ブラジルやインドやトルコ等の経済成長をあんなに、期待されていた各国も、あっと言う間もなく、イスラム国の問題や、規制緩和策の問題からなのか、期待外れの有様である。一体どのような方向へと、世界経済は、向かって行くのであろうか?世界同時株安による不安定な様相を呈するのであろうか?どうやら、各国共に、それぞれ、胸突き八丁の局面なのであろう。こんな調子では、ますます、実質賃金の上昇は、又、先送りになるのではないだろうか、、、、、、。