小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

樹の枝で、鳥の巣を作るイベントにお邪魔する:

樹の枝で、鳥の巣を作るイベントにお邪魔する:

何でも、大きな樹の幹の根元に、太い枝を組み合わせて、ベースとして、そこから様々な形の鳥の巣のような小屋というか、ツリー・ハウスを作ろうとする大人の遊びである。小諸の百福センターにある気鋭のプロのデザイナーによるところの各種ツリー・ハウスとは、そのコンセプトでも、趣旨をことにするものである。枯れ枝や、伐採した枝を自在に、その長さ、曲がり具合を、活用して、シュロ縄を水につけてカットしたり、HCで売っているU字結束鉄線を使用したり、ビスで、ドリルを駆使して、枝同士を丸く、まるで鳥籠みたいに、直径3メートル程度の球体が、入り口を付属して、大きな神酒の廻りに、完成です。作り時のルールとしては、取り上げた枝は、一度取り上げたら、交換しない、使い切ること、枝を長いからと言って、ノコギリで切らないこと。大人10数人がかりで、勝手気儘に、枝枝を上下・左右・斜めに、組み合わせてゆくと、見事な鳥の巣のような球体が出来上がってくる。何とも不思議な「アート」の出来上がりである。子供では、中に入ったり、外を

木登りしてみたり、無論、外から、中は丸見えだし、中~、外は、枝越しに、鳥になったような気分になることは間違いない。鳥籠の中の小鳥の気持がよく分かろうと思われる。それにしても、存外、強度があるものである。大の大人が、よじ登っても、別に崩れるような代物でもないし、屋外だから、枯れたら、再び、作り直しをすれば良いだけである。一寸、ツリー・ハウスとは又趣きを異にしたアート感覚の大人の隠れ家のような(無論、子供には、最適であることは間違いないが、、、、、)代物である。成る程、自然のものを、そのまま、その素材の有する特性を加工することなく、そのまま、活用するような、すべて、無用のモノはないというまるで、老子の「無要の要」のような理屈であろうか?なかなか、哲学的なルールである。すべての枝は、その有するものの特徴を如何なく、活用、発揮されるべきであるという考え方であろうか?まるで、現代の今の世の中の人間を、この枝になぞらえても良さそうである。更に、作業の途中で、謂わば、「樹を見て森を見ず」にならないように、少々、離れた位置から、客観的に、全体像を眺めて修正を加えながら、作業することも、肝要であると、もうこうなると、「大人の遊び」とは思えぬほど、奥深いものがあろう。子供にも、一緒になって、考えながら、やって貰いたいものである。お勧めの一品である。

 

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