小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

山浦基惠子、日本画で少女漫画を描く、初個展を覗く:

山浦基惠子、日本画で少女漫画を描く、初個展を覗く:

ずっと、天気が芳しくなかったので、結局、最終日になってしまった。どうやら、天気は、持ちそうである。何でも、日本画風に、漫画の主人公を描いて貰いたいと云う要望に基づいた作品展だそうである。仕事をこなしながら、たくさんの作品を日本画特有の顔料で描くことは、なかなか、大変だそうで、乾かしながら、その一方で、別の作品を同時並行的に、塗りながら、描き出していったそうで、時間との闘いであったそうである。大小取りそろえて、なかなか、2ヶ月という期限の中での作品つくりは、大変だったことが想像される。漫画というものは、どうも、日本では、サブ・カルチャーと言う位置づけで、どうしても、作品そのものも、まだ、アート作品としての位置づけには、認知度が低いそうである。そう考えると、依頼のあったフランスなどの方が、むしろ、コス・プレ文化や漫画文化という物を日本文化の一ジャンルとして、捉えられていて、そうした日本文化理解という観点から、それらを眺めてみて、接してくれているのかも知れない。もっとも、最近では、サブ・カルチャーとか、地下アイドルではないが、こうした地下文化という物が、正々堂々と地上へ顔を出してきて、陽の目を見る傾向が強くなりつつあるようにも思えないことはないが、、、、、、、、。それでも、一寸、これらの絵を額縁に入れて、部屋に飾るとなると、一寸勇気が必要になるのかも知れない。額に入れると、随分と雰囲気も趣きも異なるとの説明があったが、作品を何点かでも、額縁に入れて飾って貰って観賞しても、宜しかったのかも知れないとも思いました。漫画の人物の眼力と言うものは、随分と、眼の輝きで、違ってくるような気がします。素人が、スケッチで、デッサンしていても、どうしても、この眼の描き方というものには、一番苦労してしまい、画竜点睛ではないが、最後の渾身を込めた描き方が、実に、印象深かったように思います。ブーメラン効果ではないが、何も、日本だけではなくて、直接的に、海外、フランスでもどこでも、理解して貰える場所とチャンスがあれば、もっと、どんどん、描き溜めてもよろしいのではないでしょうか?ひょっとすると、そういう時期が来るやも知れません。芸術は、理解される場所と空間を選ばないことを、改めて感じられました。今後のご活躍を祈りたいものです。