小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「大器」と 「未完」に思う:

「大器」と 「未完」に思う:

何でも、相撲の琴欧洲が、引退すると云うではないか?引退会見の時に見せたこの元大関の悔しさと言うのだろうか、体力と気力とが、一致しない虚しさが、何とも、淋しそうであった。先代の佐渡ヶ嶽親方が、入門当時おおいに見込んだ「大器」とは、裏腹に残念な結果になってしまったものである。「大器」とは、辞書によれば、才能があり、器が大きいことであるそうであるが、語彙としては、「未完の大器」とか、「大器晩成」とか、何とも、大器が、既定路線通りに、或いは、期待通りに、能力を開化させるような言葉が、余り見当たらないのは、どうしたことであろうか?和英翻訳では、rough diamondとか、 late bloomerとかという表現が垣間見られるが、実に解り易く、そこには、何とも、磨かれることなく、遅咲きというよりも、蕾が、いつの間にか、萎れてしまいそうなそんな感慨が裏にあるようにも感じられる。それにしても、アスリートである以上、怪我が、一番怖い存在ではあるのであろうが、同じ、欧州出身の引退した元大関のバルトにしても、琴欧洲にしても、共通するのは、怪我が、その潜在的な能力を、結局は、潰してしまったことになるのであろうか?相撲の神様は、所詮、持って生まれた体力だけでは、微笑んでくれないのであろう。誰が優勝するかは、全く、分からないが、稀勢の里も、うかうかしていると、未完の大器と呼ばれて、終わってしまうことになるのであろうか?私は、そんなに、急いで横綱になる必要は無いと思っていたが、ここ最近では、そうも言っていられない情勢であろうか?怪我から癒えた遠藤は、果たして、どうなるのであろうか?その間隙を縫って、鶴竜が、ひょっとすると、するっと、抜け出すのであろうか?性格的に、共通するのは、おっとりしていて、性格が宜しく、張り手ばかりを喰らっている力士なのであろうか?門外漢には、よく分からぬが、、、、、デーモン閣下に解説でもして貰いたいところである。