小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

海外への東芝の技術流出に考える:

海外への東芝の技術流出に考える:

何とも、日の丸家電の先行きが不安である。どこも、かしこも、元気なところがないのはどうしたことか?パナソニックも、ソニーも、、、、背景には、こんな技術の海外流出が、裏では、関係でもしているのであろうか?逸失利益が、1000億円にも達する予想であるとは、いくら秘密保護遵守契約をこの52歳の技術者と個々の会社間と結んでいたとはいえ、、、、、.青色ダイオウドウの特許の問題などは、まだ、幸運だったのかもしれない。何せ、相手が、同じ日本人技術者でも、海外に、技術が流出しなかったのであるから、、、、、、。もう、この一件を俟つまでもなく、韓国や中国に対する先端技術の管理や移転などは、易々とはいかないことになるであろう。したたかな鄧小平に三顧の礼を尽くされて、結局中国進出を決断した家電の神様であった松下幸之助にしても、皮肉にも、反日デモの恰好の目標にされてしまうという体たらくである。一人勝ちのサムスンにしても、世界シェアーでの優位性とは別に、韓国国内での自殺率の異常な増大や格差の問題など、足許では、必ずしも明るい訳ではないのも事実であろう。一方で、相手と競争・競合しながら、他方では、国際分業の中では、国際協業も同時に、反面、押し進めなくてはならないというコインの裏・表のような一見矛盾したような関係性の中で、両国は、共存共栄してゆかなければならない関係性の下でもあろう。技術移転が完了したら、有無を言わさずに、ボロ雑巾のように、使い棄てられる運命が待ち受けている中高年の技術者こそ、哀れな末路であり、人生の悲哀以外の何ものでもない。会社も、技術者も、共に、得べかりしものは、無くて、ひたすら、没落の道を駆け下ることになるのであろうか?何とも、心が重くなるニュースである。そして、先端技術というものが、一企業のみならず、国益と鋭く関わっていることを思い知らされる。