小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

某大手商社マン出身のシルバー庭師の友人と会食する:

 

某大手商社マン出身のシルバー庭師の友人と会食する:

 

もう長い旧い付き合いである。何年に一度かは、時々、正月過ぎには、会食を共にする間柄である。それにしても、3年前に、三女の末娘さん(享年20歳)を突然の病で、亡くされたと聞いてからは、なかなか、その切っ掛けが見いだせずに時間だけが過ぎ去ってしまったが、年賀状に、久しぶりに、「会食でもどうですか」というコメントで、久しぶりに、会食をともにすることにした。お互い、頭の髪の毛については、暗黙の了解とでも云うものか、触れずにソッとしておいたが、子会社・孫会社を終えてから、とりわけ、娘さんを亡くしてからは、シルバー人材センターの斡旋による半年間の庭師養成講座の講習を経て、庭師に、転身することにしたらしい。何とも、健康的且つ、面白い人生の過ごし方ではあるまいか!自分で、軽トラックを購入して、若干の設備投資をしながら、地元で、自分の都合の良いときに、サラリーマンの生活の時とは違い、上司や部下や、或いは、他人に、拘束されることもなく、自由気儘に、時間も仕事も、お客様も(?)選べるそうである。しかも、適当に、身体の老化も防げて、運動にもなるそうである。更に、その上、適当なお小遣い程度のお金も稼げるとかで、営業活動は、専ら、シルバー人材センターに登録されているので、自分から。改めて行う必要もないらしい。それにしても、逆年齢制限のある中高年就業支援政策であろうか?何とも、ユニークな職業斡旋ではないか?それにしても、海外駐在も経験したことのある大手商社マンが、退職後に、このように転身するとは面白いことではないか?おまけに、里山自然環境保護活動のNGO活動にも、参加しながら、生き生きと毎日をストレス・フリーで、過ごしているそうである。仕事があるときには、お弁当持参で、日向ぼっこしながら、縁側だったり、ブルー・シートの上で、食事やおやつを戴くと、、、、、、。団塊の世代も、このように、様々な社会の分野で、その隠れた、今までは自分でも気が付かなかったような能力を発揮できる場所を自ら見つけて、社会に役立てられることを見いだすことは、実に、嬉しい限りである。パチンコや非生産的な娯楽に興じるよりは、ずっと、社会貢献的ではなかろうか?欧米では、果樹や野菜の収穫ボランティア手伝いとか、田舎の町で、お年寄りが、小規模なチョコレート工場で、愉しそうに働いていたことを想い出さずにはいられない。都会の若年層貧困対策などと云うものは、どこか、ミス・マッチのような気がしなくはない。もっとも、年金暮らしの恵まれた人達だから、出来るのではないかと、云われれば、それまでであるが、個人の積極的な社会貢献への意思や熱意がなければ、こういうことも可能ではなかろう。娘さんを亡くされた年には、3.11の後に、被災地救援のために、自費で、ボランティア支援活動にも、陸前高田も含めて、各地を転々として、肉体労働もしたらしい。私には、到底、こうした肉体的な労働で、貢献できる術を持たない以上、何らかの別の形で、地域活動や地域支援活動に、関わってゆきたいものであると互いに、話し合いました。今年は、小布施の街おこしに関わっている友人を尋ねて、長野にも、是非ゆきたいとのことで、温泉に入りがてら、是非、来て下さいと、約束を交わした次第です。どんどん、こうした団塊の世代で、しっかりと、まだ、社会貢献可能な人達は、もっともっと、積極的に、様々な分野で、活動の場を見つけ、自己実現も含めて、頑張ってもらいたいものであると思いました。お互い、健康な内に、動ける間に、社会に役立てる場を見つけたいものです。もう散々、大きな組織の中で、自己犠牲と自己抑制を長い間、耐えてきたのであるから、少々、気儘に、我が儘に、やっても許されるでしょう。又、近いうちに、暖かくなってからの再会が、楽しみである。