小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

インフラの整備にみる日の丸:ベトナム再訪 その7

 

インフラの整備にみる日の丸:ベトナム再訪 その7

 

インフラの整備は、このベトナムという国では、これから、数十年単位という時間で、必要なのではないかと、目を疑うほど、すさまじい勢いがある。もっとも、現地の古い友人の説明では、入札で、やたらと、小さな中国系企業が、建築・建設関係を落札して、悪かろう・安かろうが、今日、問題になっていると。それに比べて、Show the Flag ではないが、たまたま、ブンタオの海岸リゾートに、泊まりがけで、行く途中で、これまででは、高速船に乗って、1時間半程度の船旅であったが、今度は、高速道路での移動であったものの、この時みた情景には、なかなか、興味深いものがあった。それは、まず、大きな看板に、日の丸の国旗とベトナムの国旗が掲げられ、ベトナム語で、おそらく、この道路は、日本のODA援助で、作られているという説明があり、何と、ブルドーザーには、小さな日の丸の国旗が立てられている。まさに、「Show the Flag」である。それにしても、日本であれば、全線開通してから、サービス開始なのに、インターチェンジが、完成していないから、一度、降りてから、又、ぐるっと方向転換して、又、高速道路へと舞い戻る誠に、合理的なものである。しかも、インフレのせいなのか、料金が、一部の期間で、突然、2倍になっていたとか、ブツブツ言っていた、、、、、面白いものである。更に、驚いたことには、道路の標識には、ETCの標識が、掲げられているのには、驚いた。インフラの整備の仕事が、これだけあるのだから、さぞや建設・土木関係の仕事は、儲かって仕方ないのではないかと、問えば、答はそうではないと、何故ならば、汚職が蔓延して、このために、会社が、儲かる構造になっていないと、、、、、、、。道路の周辺に、ポつんと建つ高層マンションも、支払いが滞っていて、完成しても、建築・不動産会社は倒産してしまったそうである。中国と同じように、この国でも、シャドー・バンキングと同じような構造が、垣間見られるようである。高速道路の先には、南シナ海に面した海沿いのリゾート地に変貌したブンタオがそこにはあった。昔、工場の幹部連中と一緒に、束の間の夏休みの週末に、バスで出掛けた時には、海鮮レストランが1軒くらいしかなくて、困った記憶があったが、今では、ホテルも次々に建設されて、併設のレストランも出来て、もはや、海上での石油掘削事業だけではなく、海辺の一大リゾート地へと変貌していた。それでも、こうした成長の陰で、生活排水による海水汚染とか、ゴミの問題とか、光と陰が、そこここにみられるのは間違いない。それすらも、押し流してしまうように、リゾート地としての成長と繁栄が、より強いのが現状であろうか?

 

友人の旦那さんが務める石油会社の関連会社が運営するホテルでは、現地駐在員のロシア人家族達の歓声が、奇妙に、数少ない客しか観ることの出来ないプール・サイドに響いていた。ここにも、繁栄と矛盾の光と陰が見える。そんな光景のなか、仰ぎ見る日の丸の旗は、何とも皮肉である。