小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

トリプル世界戦の消化不良:

 

トリプル世界戦の消化不良:

 

隠れ格闘技ファンを自認していたものの、何か、最近ではもう、スター性や、カリスマ性を兼備したような選手がでてこなくなってしまったので、 プロレスも、ボクシングも、テレビ中継を観ることがなくなってしまった。何でも、TBSが、一生懸命、トリプル世界戦の宣伝をしていたので、あの品のない亀田兄弟の次男・三男の闘いを観ることにした。長男は、それなりにビッグ・マウスと呼ばれたものの、有言実行で、それなりに、実力と実績を積み重ねてきたが、どうも、3兄弟でも、次男坊・三男坊は、今一、長男の威光の陰に隠れて、ファンの目から見ると、どうかなという疑問符が投げかけられてしまう嫌いが無きにしも非ずであろう。それにしても、WBA WBC WBO IBFとか、分かりづらいものである。会長選挙やプロモーターの利権によって、こうなってしまったのだから、仕方無いものの、世界チャンプは、本来統一されるべきモノであろう。もっとも、興行権との絡みがあるから、仕方ないと云えば云えなくもないが、、、、、、。もともと、ボクシングとか、サッカーは、民族主義的とでも云おうか、それとも、ホーム中心主義と呼ぶべきか、所謂、純粋な、客観的なスポーツ的な技術スキルを判定するという雰囲気が乏しく、それを割り引くと、余り好きではないのが、正直なところである。本能的な殴り合いと専門的なアート的近代ボクシング技術の融合が、ボクサーという俳優を通して、ボクシング演技に、表現されるべきモノではないだろうか?観客とは、そのパフォーマンスに、どれ程のカネを払って感動できるのかということであろう。その意味で、せいぜいが、今回は、高山くらいが、世界チャンプとしての表現が出来たくらいで、後の次男・三男は、如何なものでものであろうか?しかも、計量で、失格、ベルトを剥奪された元チャンプに、12の判定負けをしても、どういう訳か、前日の「敗れたら空位になる」という説明が一転、ベルトを維持、王座に残留できるとは、何とも、後味が悪いだけでなくて、ボクシングに、格闘技のアート美をパフォーマンスに期待したファンは、お金を払って見に来た観客には、随分と、失礼な話ではないか?何も、毎回、KOを望むだけが、ボクシングの魅力ではないが、こうした消化不良的な感じは、どうしたら、拭えるのであろうか?ハングリー精神に欠けてしまったのか、それとも、大金とベルトを手にして、ぬるま湯に浸かってしまったのか、はた又、技術的に劣っていたのか??? やはり、今週末の村田諒太のマッチに、期待する他はないのだろうか?通好みのレベルの高い試合を期待したいものである。プロになったからには、その技術的な進化と本当の真価が問われよう、、、、、、、。そう思ったのは、私一人だけだろうか?