小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

ぶどう・りんごの輸出試行と悪しき先例主義を排す:

 

ぶどう・りんごの輸出試行と悪しき先例主義を排す:

 

TPPに攻められる一方で、内向きの思考を維持していても、日本農業の行く末には、展望が一向に見えてくることはないであろう。これまでの海外貿易の経験を活用して、ボランティアで、長野県の果物を海外に輸出するお手伝いをすることになった。農水省補助金申請のシステムは、全く可笑しなもので、所謂、「悪しき先例主義」の塊のようである。別に、補助金を当てにする必要もないが、被災地での悪賢いNPO法人による被災補助金の詐取の影響かどうかは、定かではないが、何とも、地方官僚の実務に即した解釈というものは、全く、当てにならない。これでは、若い栽培農家は、どのようなきっかけで、果物の輸出に取り組むことが出来るのであろうか?こうした、所謂、「総論賛成、各論反対」という独特の、一見、アクセルを踏むような恰好だけを見せるものの、そのくせ、しっかりと、様々な理由付けで、ブレーキを踏み込むことを忘れない「悪しき先例主義者」による、法の解釈には、困ったものである。同様な傾向は、民間企業にも当てはまり、産地に近い事務所の了解を取らないと、輸出プロジェクトそれ自体が、前に、進めることが不可能になるという、何とも、訳の分からぬ理由で、折角の「ビジネス・チャンス」を逃してしまう体たらくである。結局、様々な試行錯誤の末、何とか、航空貨物で、見本を輸出する実験に、やっと、漕ぎつけ、10月初めには、鮮度保持・梱包破壊検証等々の実験のための無償見本を、東南アジア向けに、出荷する段取りになった。極めて、少量であるし、小さな一歩ではあるものの、これなくしては、全く、新しいビジネスの展開は、始まらないのである。具体的には、ナガノ・パープル、シャイン・マスカット、南水梨、りんご各種と、少量の見本を実験しながら、来年の本格的な輸出算段に向けて、マーケティング、ラベルのデザイン、ブランドの売り込み方法など、ひとつひとつ、難問題を潰して行くことになりそうである。どのような結果になるかは、いまだ、定かではないが、少なくとも、やる以上は、それなりの一定の結果を残したいものである。どのような道が切り拓かれるのか、どのような困難な課題が、待ち受けているのか、分からないものの、それなりに、やるだけの価値はありそうであるし、栽培農家の高い志を、少しでも、実現してゆきたいものである。それにしても、原稿の仕組みの中では、英語や貿易の知識がないと、経験のない栽培農家やNPO法人でも、手が出せないというのが現状ではなかろうか?原産地証明書の発行や産地の判定・認定とか、或いは、放射能検査の証明書発行でも、地方と大都会でのサービスの格差は、著しく、どんなに、政府が、輸出振興だとか、農業振興だとか、声高に叫んでみたところで、総論は結構であるが、各論になると、悪しき先例主義と大企業中心で、一向に、志を高く持つ地方の若い栽培農家や生産者、NPOの有志には、なかなか、冷たいものであるのがどうやら、現実であるようである。そんな中でも、小さな一歩ではあるものの、実績を積むことで、一歩前進、小さな風穴をあけてみようかと試行錯誤中である。面白い商品があっても、これでは、世界に、情報も発信がし難い訳である。行き過ぎた規制改革にも困ったものであるが、何とか頑固な壁に、小さな先例を作りたいものである。ある程度の展望がぼんやりと、見えて来つつあるようである。やってみるだけの価値はありそうである。先が、楽しみである。年寄りのどうらく仕事も、何かのお役に立てれば宜しいが、、、、、、、。