小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

「歌登」にみるインバウンド観光誘致の原点回帰:

 

「歌登」にみるインバウンド観光誘致の原点回帰:

 

極楽とんぼ加藤浩次による「がっちりマンデー」を、時々、観るが、すっかり、お笑い芸人の一面とは異なるパーソナリティーが、垣間見られて、面白い企画である。何でも、こんな世界の果てに、日本人が!という番組の逆張りではないが、日本にも、こんなに日本人が!と言う企画である。なかなか、面白い企画である。最近、旧いベトナム人の友人達が、来日したこともあって、観光に対する考え方が、小諸に来てから、変わってしまった。北海道の「歌登」と云われても、どれだけの日本人が、その位置関係を知っているのであろうか?何でも、旭川からでも、車で、3時間半も掛かる、稚内の南に位置する小さな街であると、しかも、何もみるべき観光資源に恵まれている街でもないようである。たまたま、街にある唯一のビジネス・ホテルが、経営立て直しの為に、スタッフの人脈から、タイ国の観光客を誘致する奇策に打って出たそうである。しかも、この観光の目玉が、何と、色々な日本文化の素朴な「体験」にあったそうである。最初は、年間200人程度であったものが、やがて、1600人(今年の見込みでは)になる勢いであるそうである。そして、クチコミで、タイ人の中で、歌登が、北海道のどの観光地よりも、いちばん印象に残った観光地であると、拡がってゆくことになったと。例えば、自分で、鮨を握って食べること、マグロの解体ショーは、無理なので、はまちの解体ショーだそうである。確かに、魚をさばくのは、特大の鮪でなくても良いかもしれない。食事をしているときも、和太鼓のパフォーマンスや、飛び入りの和太鼓を打ってみたり、餅つきのやってみたり、たこ焼きを自分で、作ってきたりと、、、、、、確かに、食文化を理解することは、食べるだけでなくて、野菜を作ってみたり、収穫してみたり、料理を作ってみたり、それが、野菜でなくても、肉でも魚でも、何でも宜しいのではなかろうか?和太鼓なども、日本人だと、叩く事自体も、一寸、憚られるものの、外国人であれば、何の躊躇もなく、問題なく、体験も可能になるわけである。京都での陶芸・手芸なども、お土産になると云うことで、大変、ベトナムの旧い友人ご一行様には、好評だったことを考えれば、すこし、頭を捻れば、「様々な体験」、とりわけ、「自国では、決して出来ない体験」を、手軽に、さわりだけでも、一つのパッケージにして、提供すれば、大変外国人には、好評であることが窺われる。してみると、何でも、観光資源の可能性が、知恵をひねってみれば、転がっていることが理解出来よう。夏に来れば、今度は、厳冬の季節を体験したくなり、そして、春の桜をめでたくなるし、秋の紅葉を愉しみたいとも思い、リピーターになることは、必至であろう。そうすれば、一人で、少なくとも4回は、来ることになるかも知れない。そう考えれば、観光振興とか、地域振興とか、海外イン・バウンドの観光客の促進とは、一寸したことなのかも知れない。うぅーん、考えさせられてしまう。今月末の海外ホスト・ファミリー受け容れの時にも、尋ねてみるとするか?