小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬介護が終わり、再び、様々な分野で社会戯評する。

もう、桜の葉が、一部、オレンジ色がかってきました:

 

もう、桜の葉が、一部、オレンジ色がかってきました:

 

ものすごい、蝉時雨である。耳の底から、鼓膜をジンジンと揺さぶられる。ふと、何気なしに、窓の外を眺めると、桜の枝の葉が、一部、オレンジ色がかっているのが、見られる。日差しがギラギラと照りつけている割りには、どういう訳か、風は、やや肌寒く感じられる。夏だというのに、半袖、半ズボンでは、少々、肌寒さを感じるのもおかしい限りである。夜は、窓を閉めていないとお腹でも壊しそうである。大体、8月も、毎年、お盆の15日くらいを過ぎた頃になると、夏も終わりになるのであるが、今年は、東北地方では、まだ、梅雨も明けていないと云われているが、、、、、、(やっと、明けたらしい)こちらは、もう、初秋のたたずまいの感を桜に於いては、呈しているといえようか?竜胆の紫色の花が、そこかしこに、可憐に咲き乱れている。未だ、萩の花は、流石に、咲いてはいない。恐らく、例年、8月末頃だろうから、これからなのであろうか?真っ先に、桜の葉は、いつも、季節の先取りを楽しむかのように、その他の木々に、先んじて、紅葉を開始するが、、、、、、今年は、早過ぎはしないだろうか?去年、植えた小さな黄色に紅葉する楓系の樹木が、今年は、愉しみである。新たに、黄色が加わることで、もっとも、樹が、成長するには、後何年かは、時間の経過を待たなければいけないが、、、、。景色・風景というものは、なかなか、一朝一夕には、ならないものである。やはり、ゆっくりと、その小さな微妙な変化を味わいながら、完成へと、徐々に、近づいて行くことになるのであろうか?それとも、「完成」などと云う言葉は、そぐわないのかも知れない。常に、「移ろい変わる」ものなのだから、、、、、、、。やがて、桜の葉も、オレンジがかった色から、深紅色に、そして、茶色に、最後には、朽ち果てて、落ち葉として、土に帰って行くことになるのであろうか、そんな季節の準備が、既に、始まりかけている8月の初めの里山である。それにしても、私を含めて、日本人は、「移ろい」というものを珠玉の喜びとして、愛でることを好むものである。頂点に達するまでの途中の変化を好むものの、それが、頂点に達した瞬間よりも、その一歩手前の寸前や、端緒をより好むような気がしてならない。すると、カメラマンは、どうなのであろうか?今を盛りの蝉時雨の天下も、いつまで続くのであろうか?何か、一寸、ものかなしく、寂しく、桜の葉を見ることになるのか?