小諸 布引便り Luckyの日記

信州の大自然に囲まれて、老犬と一緒に、様々な分野で社会戯評する。

中国、「影の銀行」で考える:

 

中国、「影の銀行」で考える:

 

香港を経由しての貿易取引の空取引や貿易統計のねつ造の記事に加えて、これらに関連する資金の流れの中で、中国の「影の銀行」なるものの存在がここに来て、おおいに注目され始めてきている。何と云うことはない、考えてみれば、東南アジアでは、何処の国へ行っても、統計上は、一人当たりのGDPが低く、数字上では貧しいはずなのに、人々には、そんな気配は微塵もみられないことに、よく現地で、驚かされたものであるが、一種の「箪笥預金」、或いは、「出稼ぎ資金」とか、「海外仕送り資金」というようなものが、まるで、地下水脈のように、金融システムとして、生活に密着して、まるで、昔の「講」のようなモノが、形を変えて、言い方を悪くすれば、一種の「ヤミ金融」のような形で、非公然ながらも、堂々と、黙認されてきたのが実情であろう。それは、遠く、出稼ぎ商人の歴史にも由来するものであろうから、もはや、「血の中で継承」されているといっても過言ではないであろう。そんな人達が、今や、資本家となり、共産党員として、選出される権利を有することを許される社会では、流石の太子党出身の指導者達も、どのように、ソフト・ランディングさせるべきか、苦慮しているのは当然のことであろう。思えば、我が国でも、その昔、「ノンバンク規制」なるものが出来る前には、銀行でも、関連会社のリース会社等をファミーとして利用して、形を変えた不動産投資やジャブジャブの資金を投機マネーとして、廻していた事実を忘れてはならない。ましてや、現地での消費者金融やヤミ金融などは、違法な海外送金地下銀行ネットワークが存在する以上、何らかの形で、高度な金融商品や、投資話は、中国という巨大な闇の金融という世界では、サブ・プライム・ローン等の巧妙な金融投資商品に、負けじとも劣らぬ巧妙な罠が、仕掛けられていることは、間違いないであろう。一挙に、日本や米国のように、ハード・ランディングという形で、顕在化するのでなく、一連の事件のキー・ワードを時系列的に、解き明かすと、そこには、何か、恐るべき事柄が、浮かび出されつつあるように思えてならない。本当に、シャドー・バンキング・システムを、うまく、御する手立てが、太子党にはあるのであろうか?天安門の記憶、ウルムチ暴動の記憶、「大衆の怒り」は、一寸したことから、ほころびを見せ始めるかも知れない。いつまでも、あると思うな、親と右肩上がり成長であろうか?きっと、又、周回遅れの訳の分からぬ人民が、「巨額なババ抜きのカード」を引き抜くことになるのであろうか?そして、売り逃げた一部の太子党だけが、ほくそ笑むことになるのであろうか?中国人には、尖閣の問題よりも、こちらの方を質問・議論してみたいところである。